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2024/6/3 CULTURE

アーティストNOAが、2nd ALBUM『Primary Colors』をリリース。ファンの熱気と一体感に包まれたリリースイベントレポ

S Cawaii! 編集部

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アーティストNOAが、5月29日、2ndアルバム『Primary Colors』を発売した。それに先駆け、前日の28日に東京・有明ガーデンのテラスで、アルバム発売記念イベントを開催。集まったNOANA(ファンの呼称)の前で、収録曲3曲をパフォーマンスした。

日本列島にやってきた台風1号の影響で、東京でも強風注意報が出されたこの日。だが、そんな悪天候にもかかわらず、会場には600人のNOANAが集まり、熱気に包まれていた。オープニングを飾るのは、リードトラックの「COLORS」。ダンスチームTEAM NOAとともに、シンクロ率の高いキレキレのダンスで魅せていく。セクシーなジェスチャーや、トリッキーな振り付けが出てくる度に、NOANAも「ヒュ〜」と歓声を飛ばし、NOAを盛り上げる。一曲歌い切ったNOAは、「(ステージが)やっぱり少し滑るね。ダンサーのみんなも気をつけてね。今の所、風は大丈夫そうですね。僕は”風男”なんですよ。けど、今は皆さんがいるから風を止めておきました」とジョークで和やかな雰囲気を演出。続く「YBOM(You’ve Been On my Mind)」では、軽快なダンスとエモーショナルなボーカルで、風雨を一気に吹き飛ばした。

MCを交えた制作ビハインドトークには、アルバムの制作秘話や楽曲の魅力について紹介。アルバムのタイトルであり、テーマとなっている「3原色」について聞かれると、「僕は日本・英語・韓国語を話しますが、実際に三重人格のようなものを自分の中に感じていたので、そういう話を曲に落とし込んでみたらどうだろうと思いました。日本語、英語、韓国語で、今まで書いたことのないことを書いてみたりもしましたし、いろんな挑戦ができた作品だと思います」と説明。アルバムの収録曲は、全曲、”色”が決まっているそうだ。「その中で『COLORS』は、ファンの皆さんとお互いを染めていきたいという思いを込もっていて唯一無色なんです。今回のアルバムの始まりを告げる曲であり、アルバムを代表する曲というだけでなく、今の自分を代表する曲でもあります。かっこよさはもちろん、余裕があるような、力を抜いたような、エレガンスな振付を意識しました」とパフォーマンスへのこだわりを語った。

『YBOM(You’ve Been On my Mind)』は、先行公開されているMVについて言及。「カメラの前でお芝居をするのは久しぶりでした。相手役が韓国の女優さんだったので、”日本語を話している自分”ではなくて、”韓国語を話している自分”で演じさせていただきました。5、6回くらい振られましたね。まあ、お芝居ですけど。僕も普段しない表情ができたのではないかと思っています」と語った。

レコーディングで意識したのは、楽曲の色の違いだそうだ。「僕自身、韓国語で話しているときは「赤」に近くて、日本語の時は「青」、英語の時は「緑」に近いというキャラクターの違いがあるので、レコーディングでも「赤」の歌の時には、赤のキャラクターになって歌う、という意識はしました。とはいえ、ここまでが「赤」の曲、ここからが「青」の曲とはっきり分かれているのではないんです。赤と青の繋ぎになっている曲は、人によって「赤」に聞こえる人もいれば、「青」に聞こえる人もいると思うので、そういう違いを感じながら聴いていただきたいです」とTIPを伝授。アルバムをどんなシチュエーションで聴いてほしいかという質問には、「散歩の時は“緑”の曲が合うと思うし、何か勝負があるという時は“赤”の曲がいいと思います。でも、寂しい気持ちを燃やしたいという気持ちで“赤”を聴いてもいいと思います。色ごとに楽しんでもらえれるといいですね」と話した。そして「今日、来てくださってありがとうございました。制作期間もインスタライブで共有したりして、みんなと一緒に作ったアルバムだと思っているので、楽しんでいただきたいですし、ここから始まる第二のチャプターもいい思い出を作って行きたいと思うので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送り、トークタイムの幕を閉じた。

イベントの最後を飾ったのは「00:02(You & I)」。これは、ファンクラブ限定ツアーの各会場で、NOANAの声を収録してコーラスに採用したNOANAにとっても思い入れの強い曲。NOAがタイトルを口にすると、観客からは「やばい! 泣いちゃう!」の声が。NOAの先導で手を左右に振りながらリズムに乗り合唱するNOANAたち。30分という短いイベント時間にも関わらず、心がひとつになった感覚がした。

 

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NOA 2nd ALBUM『Primary Colors』

2024年5月29日(水)発売

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NOA

2000年3月13日に東京生まれ。作曲、作詞、ダンスの振付まで手掛けるトリリンガル(日本語・英語・韓国語)ソロアーティスト。12歳の時に韓国の美容院でスカウトされ、韓国大手事務所YGエンターテインメント日本人初の練習生として韓国で生活し、2018年に帰国。2020年1月より本格的に音楽活動開始。2021年ユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。2022年にはTBS系火曜10時ドラマ『君の花になる』劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバーとして抜擢、俳優としての新たなファンも獲得など幅広く活躍。

 

Photograph_Yosuke Torii Text_Mieko Sakai

 



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