8月7日に『Tsuki (Lunatic)』で待望の日本デビューを果たしたxikers。それに先立ち、東京と大阪で「xikers 1st FANMEETING : road𝓨map IN JAPAN」を開催した。5日に東京・Zepp Hanedaで行われた最終公演の模様をレポートする。
アニメーションのオープニング映像が流れたあと、暗転したステージにお揃いのグリーンのスタジャンでキメたメンバーたちが登場。イベントのスタートを告げるのは、ヒット曲『TRICKY HOUSE』だ。スタジャンを脱ぎ、オーバーオール姿で『ROCKSTAR』を続けると、集まったroad𝓨 たちは早速熱狂の渦に巻き込まれた。
ステージ裏でしばし呼吸を整え、メンバーが再登場。MINJAEは「今日はたくさん準備しました。全て出し切ります」と力強く宣言。HYUNWOOは「road𝓨 に会いたくて、誰よりも日本語の勉強を一生懸命しました。road𝓨! 会いたかったです!」と流暢な日本語でコメントした。HUNTERの「もっと叫べ〜」の絶叫を合図に『We Don’t Stop』へ。見事に揃った観客の掛け声が心地いい。曲の途中、音が一瞬止まった瞬間、MINJAEが「大好き〜」と愛嬌を見せると、会場からは割れんばかりの歓声が響いた。
メンバーがステージ袖にさがり、コント仕立てのVCRが映し出される。未来にタイムスリップしたメンバーたちが、過去(という名の現在)を回想するという内容なのだが、深海や宇宙で歌を歌っただの、一万匹のカピパラの前で歌っただの、好き勝手”妄想”トークを繰り広げるメンバーたちに、road𝓨たちも大笑い。「1stファンミーティングの当時に戻ろう」というMINJAEの言葉をきっかけに、舞台は現実へと戻り、爽やかな白Tシャツ姿に着替えたメンバーが再びステージに登場。『Red Sun』『Geek』と、汗がほとばしるアグレッシブなステージでファンを魅了した。
ここからはMCの進行で行うゲームコーナー。準備されていたのは、チーム対抗のすごろくゲーム。大きなサイコロを転がして出た目の指定ミッションに成功すれば、ポイントがもらえるというもの。一番高いポイントを獲得したチームにはなんでも書いていい「白紙の”お願い事”券」が贈られるとあって、メンバーは気合十分!
JUNMIN・HYUNWOO・YECHANの「末っ子チーム」(同い年の中の一番遅生まれが集まったという意味)は、「末っ子の力がどれだけ強いか見せます」と力強くガッツポーズ。それぞれの名字を合わせたチーム名の「キム・パク・ハム」のMINJAE・JINSIK・SEEUNは、「皆さんを緊迫感(韓国語でキンパクハム)いっぱいにさせます」とライバル心をメラメラさせる。フリースタイルダンスが得意なメンバーが集まったSUMIN・YUJUN・HUNTERの「フリースタイラーズ」は、「全ての瞬間をフリースタイルで勝ちます」と余裕満々に宣言した。
最初にサイコロを振ったのは、SEEUN。止まったマスのお題は、「アイコンタクト・カメラに勝って」という名の、瞬き我慢大会。SEEUNは、対決相手にYECHANとSUMINを指名した。スタートの声が聞こえるや否や、目を瞑ったのは”つぶらな瞳”のSUMIN。その速さにメンバーたちも大爆笑。程なくしてSEEUNも脱落し、YECHANが優勝し、ポイントを獲得した。次にサイコロを振ったSUMINは、メンバーの幼い頃の写真を見て誰なのかを当てるクイズにJINSIKとHYUNWOOと挑戦。だがJUNMINの特徴とも言える鼻のホクロがはっきりと見えていたため、JINSIKが即答。続いてはHYUNWOOの番。出てきたお題は、シナモロールのダンスチャレンジ! 末っ子チームの3人は自信満々に前に出ると、完璧な振りで踊ってみせた。その可愛さに、road𝓨 たちからは大きな歓声が。すると、「僕たちもやりたいです!」とHUNTERが立候補。JINSIKも「僕たちも!」と手を挙げ、残りの2チームで踊ることに。ノリノリのSUMINとHUNTER。他のメンバーたちも愛嬌満点で踊り、観客から「可愛い〜」という黄色い声が飛び交った。その声に嫉妬したHYUNWOOが「みんな初心者〜」とヤジを飛ばすのも可愛い。続くJINSIKが挑戦するのは「矛✖️盾」ミッション。これは、童謡「幸せなら手をたたこう」の合いの手のタイミングに合わせ、攻撃側がピコピコハンマーで”防御側”のおでこかお腹を叩き、「防御側」は目隠しをした状態でおでことお腹のどちらに攻撃が来るのか予測してお皿でガードするというゲーム。JINSIKが相手選びに悩んでいると、SUMINが「出たい〜!」と積極的にラブコール。指名されると、大喜びでステージ中央に飛び出してきた。攻撃はSUMINから。歌に合わせてぴょんぴょん飛び跳ねながら攻撃の時を待つ姿はまるで小学生の男児のよう(笑)。4回の攻撃に成功し、4点を獲得した。続くはJINSIKの攻撃。SUMINは予想を外しまくり、何度も叩かれるが、それすらもなんだか嬉しそう。結局こちらも4点を獲得し、勝利の行方は、road𝓨 の判断に委ねられることに。結局、SUMINが圧倒的支持で勝利した。
YUJUNは『WORK』のダンスチャレンジを引き当て「フリースタイラー」チームと共にしなやかでかっこよく踊り切った。さいころで「?」の目を出したYECHANは、今年ヒットした日韓合作ドラマ『Eye Love You』の名セリフを披露するという”罰ゲーム”。「お米は好きですか?オムライスは好きですか? (少し溜めて)じゃあ僕は?」と言うと、観客席から黄色い声が響いた。メンバーたちもroad𝓨より興奮! JINSIKは「付き合ってくださあ〜い!」と絶叫してYECHANを驚かせた。MINJAEの番には同じチームのSEEUNとJINSIKが何やら不穏な動き。MINJAEにやらせたいことがあるようで、JINSIKがサイコロの目を「?」に変え、SEEUNがくじ箱の中を漁り、「お姫様アイテムを身につける」と書かれた紙を取り出す。MINJAEは「後で覚悟しろ」と言いながら、案外ノリノリでティアラとピンクのマントを身に着け、お姫様ルックのまま、JUNMINと握力測定対決。HUNTERとYUJUNはアイマスクをして、頬と頬の間に挟まれたアイテム(バドミントンのラケット)を当てるゲームに挑戦。頬を上下左右に動かしながら、唇が接近してしまいそうになるたびにroad𝓨の歓声が飛んだ。最後はJUNMIN。「?」の目を出したJUNMINは、カピパラのカチューシャをするという罰ゲーム(似合いすぎていて罰ゲームになっていない)をして無事ゴールへ。最終的に末っ子チームが優勝し、「白紙の願い事券」をゲットした。
そして、イベントはエンディングへ。「一緒に過ごしてくれてありがとうございます。大切なroad𝓨へのサプライズプレゼントです」というHYUNWOOの言葉で始まったのは日本デビューシングル『Tsuki (Lunatic)』。xikersらしさ満載のヒップホップナンバーで会場の熱気を高め、本編が終了した。
アンコールは『Break A Leg』からスタート。歌の途中、YUJUNがHYUNWOOとお互いの頭をコツンと合わせたり、SEEUNのマイクを奪って2つのマイクを使って歌ったりと、とても楽しそうな姿が印象的だった。
それぞれ最後のメッセージ(後述)を伝え、最後は『Sunny Side』でフィニッシュ。全員で一列に並び、手を繋いで挨拶すると、手を振りながらゆっくりと歩き、ステージを後にした。
【メンバーの最後のメッセージ】
HUNTER
今日は楽しかったですか? 僕たちもめっちゃ幸せでした。今日は最終日ですが時間が経つのが本当に早かったですよね。僕たちはファンミーティングをしながらたっぷり充電できました。皆さんも充電できていたらうれしいです。本当に遠くから来てくださった方もいらっしゃると思います。わざわざ遠くから来てくださってありがとうございます。数日後には『Tsuki (Lunatic)』が発売されますよね? それも期待してほしいですし、頻繁にお会いできるとうれしいです。(日本語で)みなさん大好き~!
JINSIK
今日楽しかったですか? 僕も今日本当に楽しかったです。デビューして今までのステージを振り返るといろんな事がありましたが、今日のステージは本当に本当にめっちゃめっちゃ満足しました。だから今日はすごくすごく幸せです。メンバーが僕を含め、一歩一歩成長していく姿がみえるのでとっても嬉しいです。今日は本当に幸せな気持ちで一日を終えることが出来ると思います。これは全てroad𝓨 の皆さんのおかげです。感謝の気持ちをたくさんたくさん心に持っていたいです。(日本語で)みんな~本当に、めっちゃ、ありがとうございました!
HYUNWOO
今日も最後のファンミ―ティング来てくださった全ての皆さんに感謝しています。特に今回のファンミ―ティングで気づいたことがたくさんあったと思います。これからもかっこいい姿、幸せな姿をステージの上からもお見せするxikersのHYUNWOOになります。(日本語で)これからも大好き!
SUMIN
今日が僕たちの最後のファンミ―ティングですよね。とても寂しいですが、また次の機会があると思うとワクワクします。今回は日本で合わせて4回の公演をしましたが、たくさんのことを学びました。近くでroad𝓨の皆さんとお会いして、みなさんが「かわいい」ということがよくわかりました。これからも皆さん一緒にお互い見守りながら、仲良く行きましょうね。愛しています。(日本語で)大好き!
MINJAE
(日本語で)まずは大切な時間を作ってきてくれた皆さん、ありがとうございます。東京でファンミーティングをすることができて、本当に本当に幸せな2日間でした。僕たちのエネルギーと愛が十分にみなさんに伝わっていることを願っています。これからもたくさん会いましょうね。(韓国語で)僕が時々悩んでしまったりする時、隣で僕を支えてくれて笑顔にしてくれるメンバーのみんなにも感謝しています(隣にいるSUMINが「信じて任せてね」とMINJAEに返す)。これからも頑張ってさらにかっこいいxikersに成長しますので、変わらず惜しみない愛と応援を送っていただけたら嬉しいです。(日本語で)今日は本当にありがとうございました。大好き!皆さん!
YUJUN
(日本語で)本当に時間が早く過ぎてしまいました! (韓国語で)本当に時間が経つのはあっという間すぎてとても寂しいです。今日は来てくださり本当にありがとうございます。本当にたくさんの応援をいただいて、力をもらいました。「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたいです。これから活動する『Tsuki (Lunatic)』でも一生懸命頑張りますので、たくさん期待してください。これからも成長するxikersのYUJUNになります。(日本語で)大好きです~!。
JUNMIN
(全て日本語で)今日は日本ファンミ―ティングの最終日ですが、ファンミ―ティングをしている間、本当に楽しくて幸せだった記憶しかないです。ファンミーティング最終日なのでとても悲しくて名残惜しいと思いますが、悲しみの後にはいつも幸せがやってくると信じているので、幸せに帰りましょう。僕もこのまま時間を止めて、この時間を大切に閉じ込めておきたいくらい幸せでした。road𝓨 がいない世界は何の意味もないよ。死ぬまで忘れないよ。大好き!
YECHAN
いつの間にか最後のファンミ―ティングですが、スタートから最終日の今日まで僕たちを幸せな気持ちにしてくれてありがとうございます。これからもroad𝓨 を幸せにするので、いつも期待して僕たちに会いに来てくださいね。また会いましょう。愛しています。
SEEUN
日本の4日間のファンミーティングでいい思い出ができたと思います。いつも日本来る度に幸せな時間を作っていただき、幸せです。これから日本でたくさんの思い出が作れると思うのでとても楽しみです。『Tsuki (Lunatic)』にもたくさんの期待を寄せてください。本当に頑張って準備したのでたくさんの応援をお願いします。そしてこれからも一生懸命頑張るxikersになるのでたくさん応援してください。road𝓨 愛してるよ!
Text_Mieko Sakai