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2020/3/29 CULTURE

メンヘラが体育会系から学ぶべきこと|ミオヤマザキのメンヘラ論 第十四回【連載】

S Cawaii! 編集部

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Illustration_ヤミリシャス Composition_Anco Oshita



こんにちは。「ミオヤマザキ」というロックバンドのボーカルのmioです。

前回は、『メンヘラの季節・冬』についてお話ししました。

今回は、メンヘラと体育会系について話していきます。

体育会系のメンヘラって存在するの?


ザ・陰キャと体育会系のメンヘラ。

この二者って、なんだか結びつかない感じがしませんか? でも実は私、高校まで体育会系でした。今となってはメンヘラの代名詞みたいになっちゃってますが、こう見えてもバリバリに運動してたんですよ。

でも、ミオヤマザキというバンドを始めたせいで見事にメンヘラが開花してしまいました。やらなければよかったかなと、少々後悔しております。笑

私の体感でいうと、やっぱりメンヘラには文化系の子が多いように感じます。なぜなのか不思議に思って、私なりに体育会系と文化系の子の違いを考えてみました。

まず、体育会系は結果が全て。1位を獲るとか、100M何秒で走れたとか成果がわかりやすくて、結果を出すことに夢中になれちゃうんだと思います。イエスかノーかすぐに知りたくてとりあえず告白してみちゃうみたいな、行動的な人が多いですよね。羨ましい限り。

対して文化系には、明確な評価基準がありません。本とか映画や絵とか、あるいは推し事に夢中で、誰かとコミュニケーションってイメージではないですよね。それよりも断然、自分と向き合う時間が多いように感じます。内に内に閉じこもっちゃって、評価もされなくて、自分だけ認められない感じがして病んじゃう子が多いんじゃないでしょうか。

体育会系と文化系、どっちにメンヘラが多いかは一目瞭然だと思います。

あと、単純に大声を出すと何かが発散される感じがしますよね。

私の周りのメンヘラたちは、ヒトカラが好きな子が多いです。確かに、誰にも見られず、自分の好きな歌を好きなだけ歌って、一人で発散できるなんて最高ですよね。実際私のファンの子たちは、カラオケでミオヤマザキの曲を歌いたいけど、メンヘラって思われるのが嫌で一人で歌いに行く子が多いみたいです。なんか、気を使わせちゃってすいません。

セックスレスは体育会系マインドが解決する


体育会系と文化系。どちらが偉いなんてのはありませんが、多くの女子を悩ませるあの問題に、体育会系マインドが解決のヒントをくれるんじゃないかと私は睨んでいます。

その問題とは、ずばりセックスレスです。

交際期間の長いカップルや、同棲中でマンネリ化してるカップルに多いこの問題。誰もが一度は悩んだことがあるんじゃないでしょうか。

さて、ここでおさらい。体育会系の特徴は“結果が全て”でしたよね。そうです。この結果至上主義こそが、セックスレスを解決するキーになってくれるんです。セックスレスについて悩んでいる時の感情を、よーく思い出してみてください。

「なんで最近迫ってくれないんだろう?」「私、女として魅力なくなっちゃったのかな」なんて考えていませんか? これって、よく考えるとすごく受け身ですよね。

迫られる私、評価される私。

でも、ここで“結果が全て”と考えられたら、迫ってもらうことではなく、セックスすることがゴールになるはずです。そしたら、どうでしょう? 
ただ待つだけじゃなく、自分から迫ってみるとか、セクシーな下着で誘惑するとか、結果に向けて女の子側からもアプローチできますよね。そういう楽観的なマインドが体育会系らしさなのかなと思います。

それくらい気楽に考えてなんでも楽しんだ方が、人生楽しそうだしね。ていうか、そうやって考えなきゃやってらんねーよ!

次回は、メンヘラと趣味についてお話しします。お楽しみに。

— ミオヤマザキ プロフィール —
mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang(Dr.)の4人組ロックバンド。
mioによる”男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛の陰を描いた歌詞と、圧倒的なライブパフォーマンスにより「ミオラー」と呼ばれる熱狂的なファンを獲得。
500万DLを突破したゲームアプリ「マヂヤミ彼女」はApp Storeで1位に。さらに、TVドラマ「SHIBUYA零丁目」やTVアニメ「地獄少女~宵伽~」などに楽曲が起用され、10代~20代の女性を中心に支持を広げている。
2017年には日比谷野外大音楽堂でのワンマンを行い、O-EAST、ZeppTokyoなどの大規模ライブハウスを含む全国ツアーでは全公演ソールドアウトを記録。2018年にはパシフィコ横浜での公演を大成功に収め、2019年には日比谷野外大音楽堂・大阪城野外音楽堂2DAYSワンマンを行い、2020年1月11日に横浜アリーナでの単独公演が決定している。

ミオヤマザキ Twitter
https://twitter.com/mio_yamazaki

ミオヤマザキオフィシャルサイト
http://www.mioyamazaki.jp/



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