こんにちは。「ミオヤマザキ」というロックバンドのボーカルをしていますmioです。
今回は依存と愛についてお話したいと思います。
これ、依存ですか？愛ですか？
まず、何が愛で、何が依存で、何が普通で、何が異常か、、色々な捉え方があると思いますが、依存とは愛の一種だと私は思っています。
そして、先に結論を言うと、
依存している人は別に異常ではないです。
彼が好きすぎて、ずーっと一緒にいたいし、彼が何をしているのかいつも考えてしまうし、ほかの女の子に取られたりしないように、彼のためにかわいくいなくちゃいけないといつもプレッシャーを感じてる人。
大丈夫です。
だいたいみんなそうです笑
でもある人は依存と言われ、ある人はかわいいと言われます。つまり、誰かにとって依存であることが誰かにとって依存じゃない。恋愛の範疇での依存か依存じゃないかなんてそんなもんです。
それに、依存であるか否かを、愛情が過剰かどうかで判断するというなら、顔から全てのパーツがとれてなくなるくらいの無表情で無関心で愛情ゼロの時もあれば、悪魔と契約を交わしてでも彼のそばに１秒でも長くいたいと思うほど愛情１０００％の時もあるわけです。
どこからどこまでが依存で、どこからどこまでが愛なのかなんて曖昧すぎて、そのことで悩んで心身すり減らす問題ではないと思ってます。
依存って悪いことなの？
ファンの方から、「ミオさんに対しての感情は愛なのか依存なのかわからない」って言われたことがあります。
「依存でもいいじゃん。依存も愛だから。」と答えました。
逆に私もファンに依存している部分があるかもしれないと思っています。そうして過去にファンのことを想いながら歌った曲があります。
「最愛」／ミオヤマザキ
愛なのか依存なのか自分で悩んでいるようなレベルのものは依存でもあり、愛情でもあると思うので、そのことで悩んでしまう必要はないと思っています。
でも、私がよくないなと思う依存のタイプが二つあります。
ひとつは自分の気持ちを最優先し、それ以外の人（彼氏や友達）の気持ちをないがしろにしてしまうような行動を取ってしまうような依存です。
受け取る相手が幸せを感じない無責任で利己的な愛情、それを注ぐこと自体に快楽を感じる。そして、相手からの返ってくる「愛情ではない何か」を愛情と捉えてさらなる快楽にはまっていく。さらに、この快楽を維持するために事実を捻じ曲げていく自己完結していく。
全然愛情も幸せも循環してなくて、いびつな形をしてるなって思います。子供の自由を大きく制限して過剰な愛情を注ぐ親、なんてのは子供に危険な依存をしていると思います。
もうひとつは、すべての判断を相手に盲目的に預けるタイプの依存も危ないですね。
自分が判断すべきことの相手に判断も委ねて、自分で考えることを完全に放棄してしまう。いいなりになっていることが彼への深い愛情だと信じて、彼のためにと異常な行動すらも平気でするようになる。
嫉妬や束縛なんてレベルを超えて、LINEの友達全部消せと言われて消してしまうとか、急に会社や学校を辞めろと言われて辞めてしまうとか、理不尽を口にする側にはなんのリスクもないにも関わらず浅くて行きすぎた要望を無条件で受け入れてしまう。それが彼からの愛情であり、それに応えることが私からの愛情であると信じて疑わない。。
相当やばいと思います。もし近くにいたらぜひ救い出してあげてほしいと願っています。
愛情が相手との間でうまく循環せず、愛情が濁ってしまっていないか、もしかしたら依存かどうかではなく本当に気にするべきはその部分かもしれないですね。
メンヘラ女子＝依存女子？
メンヘラ女子は依存しやすいのか？
先にも述べましたが、大抵の場合、依存は悪いことじゃないですから、メンヘラだから依存するとかしないとか、あまり気にしていません。
・四六時中相手のことばかり考えてしまう
・相手の好みを調べ、その好みに合わせて自分を変える
・相手の少しの言動でどうしようもなく悩んだり、我慢できないほど嬉しい時がある
・年を取っても手を繋いでいるくらい他のどんなカップルよりも仲良しでいたい。
「依存している人の傾向」とタイトルが付いていたらそう見えるし、「あなただけが特別じゃない。女子の深い愛情」とタイトルが付いてたらそう見えませんか？
私はこうやって相手を思い、相手と一緒に愛情を育てていくことはすごく健全だとおもいますし、すごく素敵なことだなと思います。
恋の悩みは人類の永遠の課題です。
愛情表現が偏っていたりすることもありますが、メンヘラは依存している＝触れるな危険 というのは間違いです。
とても繊細で傷つきやすくて、空気を読んだり、後悔したりたくさんする、人一倍優しい人だからこそメンヘラ状態になってしまう。
でもそれを癒すのはいつでも自分ではない大切な誰かで、依存なのか依存ではないのかは関係なく、相手を思いやって愛情が循環していれば弱っている時に相手に癒しを求めてもいいじゃないか！私はそう思っています。
次回は、裏垢についてお話ししたいと思います。
— ミオヤマザキ プロフィール —
mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang(Dr.)の4人組ロックバンド。
mioによる”男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛の陰を描いた歌詞と、圧倒的なライブパフォーマンスにより「ミオラー」と呼ばれる熱狂的なファンを獲得。
500万DLを突破したゲームアプリ「マヂヤミ彼女」はApp Storeで1位に。さらに、TVドラマ「SHIBUYA零丁目」やTVアニメ「地獄少女～宵伽～」などに楽曲が起用され、10代～20代の女性を中心に支持を広げている。
2017年には日比谷野外大音楽堂でのワンマンを行い、O-EAST、ZeppTokyoなどの大規模ライブハウスを含む全国ツアーでは全公演ソールドアウトを記録。2018年にはパシフィコ横浜での公演を大成功に収め、2019年には日比谷野外大音楽堂・大阪城野外音楽堂2DAYSワンマンを行い、2020年1月11日に横浜アリーナでの単独公演が決定している。
ミオヤマザキ Twitter
https://twitter.com/mio_yamazaki
ミオヤマザキオフィシャルサイト
http://www.mioyamazaki.jp/
— ミオヤマザキライブ情報 —
■Zeppツアー2019
2019/11/9 Zepp DiverCity
2019/11/23 Zepp Osaka Bayside
2019/11/24 Zepp Nagoya
2019/12/1 Zepp Fukuoka
■2020/1/11 横浜アリーナ単独公演
「私を愛してくれないなら死んで」
