その後は韓国記者から事前に募った質問での質疑応答タイムへ。
発売前からミリオンセラーを記録したことについて聞かれると、マークは「成績のことを言う前に、僕たちにとって初めてのアルバムを7人で作れたということに大きな意味がありました。今回の活動では、素敵な思い出を作って楽しく幸せにしようということを目標にしています。ファンの皆さんがたくさんの愛を送ってくださったので、もっと一生懸命に頑張らないといけないと思いましたし、皆さんと深い思い出を作りたいです」とキリッと語ってくれました。へチャンは「アツい愛を送ってくれたシズニ(ファンの呼称)の皆さんにありがとうと言いたいです。僕たちはこんなふうにひとつひとつ着実に成長してきましたが、僕たちを支えて尽力してくれたスタッフの皆さんにも、この場で感謝を伝えたいです」とファンとスタッフへの感謝を忘れないのが素敵。
10代でデビューし、全員が20代に突入したNCT DREAMにとってこのアルバムが過去作とどう違うのかという質問には、「未成年の時より余裕が出てきたと思うし、たくさんの経験をしたのでノウハウも身についた気がします」(チソン)。「デビューした時、僕らは若いという印象が強かったと思います。今までがひとつの味だったとしたら、今作ではたくさんの活動を通していろんな味が追加されたと思います」(ジェノ)。さらに「22時を過ぎても撮影ができるようになった年齢になって、MVも夜遅くまで撮影できるようになったことは良かったことです!」とマークがコメント。18歳未満は22時以降は働いてはいけないので、その縛りがなくなったことが嬉しい様子。
マークが昨年、再合流したことについては、まずマーク自身が口火を切ります。「昨年、久しぶりに7人で曲を出したんですけど、その時はアルバムは未定だったんです。でもフルアルバムでカムバックできること、6人とまた一緒にできることにとてもワクワクして、一生懸命頑張ろうと思いました。他のメンバーも違和感なくイタズラとかして温かく迎えてくれて嬉しかったです」。ロンジュンは「マークさんは出て行ったというよりも、少しの間、他の活動をしていて、また戻ってきたという印象でした。7人でそれぞれのカラーが集まってDREAMとして活動すると、よりDREAMとしてのチーム感が強まった気がしました。マークさんはいつもDREAMのメンバーでした」と語り、7人の結束感や絆が感じられる言葉を聞かせてくれました。
本作で感じられるNCT DREAMの魅力を味に例えると?の質問には、「塩と砂糖とコショウ、化学調味料も入ってます。必ず舌を刺激する味になってます」(マーク)、「食べられるものではない、レインボー。虹色と表現したいです。7つのおいしい味が集まったと思います」(ジェミン)とそれぞれ個性が出る答え。NCT DREAMは要するには病みつきになる多彩なおいしさ、ということでたぶん良いと思われます。
最後に、「この活動を大事にしたい」(マーク)、「人生で忘れられない活動になったらいいと思っています。とにかく楽しみながら幸せに一生懸命集中してやるのが大事」(ロンジュン)、「成長した姿を見せることが目標。何よりもシズニの皆さんが僕たちを見てたくさんのパワーと癒しを得てくれたら嬉しい」(ジェノ)、「今からシズニの皆さんがたくさんの愛を送ってくださっているので感謝しています」(ジェミン)、「今回のアルバムに僕たちがどれくらい愛情を注いだのか、皆さんに知ってもらえたらそれでいいなと思います」(チソン)。「シズニの皆さんに直接お会いできないのが残念ですが、会えない寂しさを感じさせないくらい僕たち多様な姿をお見せしたい。次に会える時まで待っていてくれたら嬉しい」(ヘチャン)、「後悔しないよう楽しい活動をしていい思い出を作りたい」(チョンロ)とひとりひとりが挨拶をして会見は終了しました。
怒涛の活動で圧巻のパフォーマンスを見せてくれている彼らの躍進にますます目が離せません!
Text_Mayuko Kumagai Composition_Noriko Hata