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2023/8/23 CULTURE

自分は何で貢献できるのかを考えられたとき、仕事につながる│住谷杏奈

S Cawaii! 編集部

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住谷杏奈さん

取材・構成/岩淵美樹、撮影/楠本隆貴(WILL CREATIVE)、ヘアメイク/山口理沙(+nine)




win-winの関係を築けるかが大切

 私は「〇〇を作りたい」とアイデアがわいたときは、入念にリサーチをして組みたい企業を自分で選んでいます。本来なら「一緒に仕事をさせてください」と低姿勢でお願いする立場ですが、無闇矢鱈と低姿勢になりすぎずに「必ずこのプロジェクトは結果を出します」と、お互いの利益になることをしっかりとお伝えし、死ぬ気でがんばる姿勢を見せます。そして「私がこの会社の売上を何倍にもするんだ!」という強い気持ちで仕事に挑みます。
 これまで数々のプロデュースしてきた商品があり、結果を出してきたからこそ言えることのようですが、実績がない人でも「絶対に結果を出すんだ」という強い思いがあれば、実現できるはずです。

 シビアなことを言えば、売上がよくなかったけどいい仕事をしたと感じたことは一度もありません。やはり、どれだけ利益を出せたかが客観的に評価できるデータです。10年以上前のプロデュース業で、全く売れないものを作ってしまったことがありました。自分が出資して失敗する分には全然いいのですが、パートナーがいるビジネスでは、しょうがないで済ませることは何がなんでも嫌だったので、何が敗因だったのかをすぐに考え、方向性をシフトチェンジして、同じ企業で別のアイテムで売上を作り直すこともしばしばありました。

 余談ですが、出資者が別でいて、アパレルや美容のオリジナルブランドを立ち上げたり、カフェを開業したりするケースもよくあると思うのですが、出資をしていただいている以上、あたかも自分がオーナーでやっていますという風に見せるのではなく、支援していただき始めました、ご縁があって〇〇という企業と一緒にやらせてもらうことになりました、などとアナウンスをしたほうが、印象がいいと思う今日このごろです(笑)。
 中には、自分のお金ではないからと甘く考えている人もいますが、出資をしていただいている以上、利益をしっかりと出すことは当たり前です。成功したら自分の手柄にするのに、失敗したら出資者のせいするという姿勢は絶対にしないこと。
 本音を言えば、自分がやりたいことは全て自分の責任で自分のお金でやったほうがいいと思うんですけどね。


PROFILE
住谷杏奈(すみたに・あんな)
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1983年2月1日生まれ。2006年にお笑いタレント・レイザーラモンHGさんと結婚し、2008年に男児、2011年に女児を出産。夫のケガを機に商品開発をはじめ、実業家としての才能も開花。美容の知識を活かしたプロデュース商品で次々とヒットを生み出す。現在は、実業家、タレントとして活動。




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