SEARCH

HOME 【TOMORROW X TOGETHER】試練を乗り越え、5人の絆をより強固にした初のドームツアー開催
2024/7/24 CULTURE

【TOMORROW X TOGETHER】試練を乗り越え、5人の絆をより強固にした初のドームツアー開催

S Cawaii! 編集部

LINE



7月10日・11日、東京ドームでTOMORROW X TOGETHER初のドームツアー「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE>IN JAPAN」が開催された。11日の模様をレポートする。今回のドームツアーは、5月に韓国・ソウルで開幕したワールドツアーの一環で、日本では東京ドームの他、京セラドーム大阪、バンテリンドームナゴヤ、みずほPayPayドーム福岡の4か所で行われる。

17時、オープニングムービーがスクリーンに映し出され、センターステージを覆っていたLEDがゆっくりと吊り上げられていく。センターステージから左右斜めに伸びた4本の花道の先端から、白いマントをかぶったメンバーたちが登場した。YEONJUNがゆっくりとフードを脱ぎ、頭上に降りてきたクラウンを手にすると、会場が暗転。HUENINGKAIの「東京~!」の雄たけびとともに、「Déjà vu[Japanese Ver.]」でライブの幕が開けた。センターステージでアクティブに踊る4人。エンドステージでは、怪我で一部参加のみとなったBEOMGYUが椅子に座ったまま美しい歌声を響かせる。YEONJUNの「Let’s go!」という声から気迫一杯のダンスブレイクを繰り広げると、観客たちの熱狂が響いた。「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]」と続け、最初のMCへ。

「三回目のワールドツアーありがとうございます。やっと会えましたね」(HUENINGKAI)、「MOA(ファンの呼称)でいっぱいの東京ドームを見たらスタートからすごく幸せでした」(TAEHYUN)と嬉しそうな表情を浮かべる二人。SOOBINは「僕の長い間の夢だった東京ドーム公演をMOAたちと一緒にできていることがまだ夢みたいで、実感が湧きません」と話すと「僕のソウルメイトも同じ気持ちだよね? 僕の相棒~」とBEOMGYUを呼び込む。イスに座ったままセリから登場したBEOMGYUは「昨日会ったMOAも、今日初めてのMOAも、アンニョン~。MOAの応援のおかげで元気なので心配しすぎないでね」と溌剌と挨拶。「元気そうだね」と返すYEONJUN。「前に行きたいです」というBEOMGYUを4人が椅子ごと持ち上げてアリーナ後方の客席近くまで移動すると、改めて1人ずつ挨拶へ。「昨日よりもっとMOAが好きなTAEHYUNです」とキラースマイルを見せるTAEHYUN。「東京ドーム叫べ~!」とYEONJUNは、イヤモニを外して生の歓声を堪能し、「こんにちは。カリスマとキューティーを兼ね備えたYEONJUNです」と照れながらおじぎをする。BEOMGYUは、「絶対泣かないカリスマのBEOMGYUです」と話すと、メンバーから「嘘!」と総ツッコミ(前日の公演でBEOMGYUが号泣)。HUENINGKAIが「こんにちは。TOMORROW X TOGETHERのボス、HUENINGKAIです」と挨拶すれば、SOOBINはすかさず、「ボスのボス、SOOBINです」と言って、HUENINGKAIの頭をポンポンし牽制! 和やかなトークで早速ほっこりさせてくれた。怪我で療養中にもかかわらず公演参加を決めたBEOMGYUは、「(MOAに)会えない方が辛いから。MOAが一番の薬なので。ステージは全部できなくても、200%、300%幸せにします。昨日は東京ドームをHOTにしました。最高に爽やかにステージでMOAの夏を責任取ります!」と力強く宣言。そして、なぜかSOOBINに「覚悟を見せてください」とスルーパスを決める。SOOBINは「やっぱり僕の出番かな? この歌知ってるかな? 一緒に踊ってください!」と言ってKARAの「GO GO サマー!」をノリノリで踊って見せた。TAEHYUNは「MOAたち、マジでびっくりしているよ」と笑わせつつ、「今日は最高の夜をプレゼントします!」と高らかに約束した。「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)feat.幾田リラ[Japanese Ver,]」、「Devi by the Window」と続け、颯爽とステージ袖へ戻っていった。

韓服姿で、センスを手に再登場した5人は、「Suger Rush Ride」「Farewell.NeverLand」と韓国の香りのする楽曲を妖艶に披露。スカジャンに着替え「Charsing That Felling」を披露した。スクリーンにカメラ目線で片方の口角を上げるYEONJUNのアップが映るたび、会場には絶叫に近い歓声が響く。「Magic」では、笑顔で楽しそうに歌って踊るHUENINGKAIの表情が印象的だった。

ここで二度目のトークセクションに。1人ずつ愛嬌ポーズやセクシーポーズを披露し、会場を沸かせる。最後はBEOMGYUがリンゴをかじるジェスチャーからの「僕が一番でしょ?」というキラーワードで観客たちをノックダウンさせていた。HUENINGKAIも流ちょうな日本語でVaundyの「東京フラッシュ」を聴かせる。ここからはMOAとひとつになる時間。YEONJUNの声に合わせて、ペンライトを左右上下に振ったり、ウェーブさせたりして準備運動をすると、HHUENINGKAI “先生”の音頭の元、「MOA、(手拍子)、TXT、(手拍子)、一緒、(手拍子)、絶対、(手拍子)、約束、(手拍子)」と声を合わせ、MOAの心をひとつにした。

ロックバージョンの「New Rules」「LOSER=LO♡ER」で会場の熱気を上げると、蒸気機関車風のトロッコに乗り込んだ5人。「きっとずっと(Kitto Zutto)」と「Force」を歌いながらアリーナを巡回し、スタンド席のファンにも挨拶をする。SOOBINがBEOMGYUをおんぶしてステージ真ん中まで連れて帰ると、シンセポップナンバー「Thursday’s Child Has Far To Go」を、首&タオル振りまくりで歌い狂い、会場のボルテージを最高潮まで上げた。

次のMCでは、それぞれが日本語曲を披露。自身の日本語曲「君じゃない誰かの愛し方(Ring)」の1フレーズをMOAと合唱すると、「MOA、歌上手い~」と感動する5人。「一緒に歌ってくれるMOAが大好きだよ」とSOOBINも最上級の愛を伝える。BEOMGYUは、ユイカの「好きだから。」を甘い歌声で披露。「びっくりしたでしょう? 感謝をこめて準備しました」とドヤ顔。全員でイスに座り「Trust Fund Baby」をしっとりと歌うと、今ライブの見どころのひとつと言えるユニットステージセクションへ突入した。

まずは、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIによる「Quarter Life」。スクリーンにほとばしる汗がうつるほどのアグレッシブなパフォーマンスで見せていく。最後はBEOMGYUも立ち上がり、3人で拳を上げてフィニッシュ。青春の一幕を観た気がした。

SOOBINとYEONJUNは「The KILLA」をパフォーマンス。SOOBINがシャツの裾をまくり上げ腹筋を見せると、YEONJUNはなまめかしく腰を回す。二人のセクシーな姿に、曲が終わっても観客のざわめきが止まらなかった。

ここからはエンディングに向けて、再びギアを上げていく。レザージャケットに着替えた5人は、バンドサウンドにアレンジした「PUMA」「Good Boy Gone Bad」とパワフルな歌声とアグレッシブなパフォーマンスを畳みかけると、HUENINGKAIとYEONJUNのお気に入りだというヘヴィロックナンバー「Growing Pain」を披露。TAEHYUNが野球のバットを振り回しHUENINGKAI、は華麗なギタープレイからのギターを投げ落とす。最後は、5人でメロイックサインを掲げたまま、颯爽とステージ下に消えていった。

VTRを挟み、続くは「儚さ」セクション。7月3日にリリースされたばかりの「ひとつの誓い(We’ll Never Change)」では、ひもを使った妖艶なパフォーマンスで観客を酔わせた。

そして早くもエンディングトークへ。ユニットステージの話題になると、「The KILLA」のアンコールを受けたTAEHYUNが“おかわり”パフォーマンス。パワフルでセクシーなダンスに観客が盛り上がるとこれに嫉妬したのか、BEOMGYUは「僕の足が治ったら、大変だよ!? これがTOMORROW X TOGETHERのセクシーって言うのを見せてあげるよ!」と負けず嫌いを発揮していた。「今日、一緒に過ごしてくれてありがとう」(YEONJUN)、「すべての約束を守るから、一生MOAでいる約束を守ってください」(HUENINGKAI)とメッセージを伝え、「I’ll See You There Tomorrow」で本編が終了した。

アンコールを受けて花道の先端とセンターステージ下から再登場した5人は、幻想的なステージの中、「Magic Island」を熱唱。センターステージで歌っていたBEOMGYUの元に全員が集まり、お互いの目を見つめ合いながら歌う光景は、美しいの一言だ。「MOAとメンバーがいればそれ以上望むことはありません。いつも一緒にいてくれるよね?」(SOOBIN)、「指キリげんまん!僕たちは永遠に一緒。約束したよ」(BEOMGYU)と語ると、MOAたちがいっせいに「ようやく会えたね、約束の場所で」と書かれたスローガンを掲げた。感激した様子の5人は、「僕たちも準備しました」と「ここでMOAと永遠の約束をするよ」と書かれたスローガンを掲げる逆サプライズで喜ばせた。

【最後の挨拶】


SOOBIN
いまだに夢を見ているみたいです。今リアルな感覚ではなくて宙に浮いているような気持ちです。皆さんのおかげで、こんなふうに新しい感情を感じることができて、本当に感謝しています。夢のようだった東京ドームは新たな出発点となり、大阪、福岡、名古屋も残っていますよね。今日皆さんがくださった愛と応援を力に変え、この後の公演もステキに最後まで締めくくりたいと思います。今日した約束を絶対に、ずっと忘れずにいてください。MOA! (日本語で)好き好き大好き! 気を付けて帰ってね。また会いましょう。


HUENINGKAI
今日まで本当に幸せな2日間を過ごしました。東京ドームは終盤を迎えましたが、3つのドームが残っていますよね。まだ日本活動中なので、これからももっと期待してください。それからこれからものすごい曲が出る予定です。(エ~! キャ~!と歓声が沸き起こる) 待っていてくれますよね?(日本語で)あなたが好きです。MOA!


BEOMGYU
今日も昨日もMOAの皆さんからたくさんの愛と応援をいただきました。幸せでしたがすべてのステージをこなせなかったのが心残りです。昨日今日いただいた愛と僕の中に残っている心残りを原動力に、これから先のドームツアーと様々な活動を一生懸命やっていこうと思います。袖でメンバーたちがステージをしているのをずっと見ていました。本当にカッコよかったです。こんなにカッコいいメンバーとMOAと一緒に青春を過ごすことができて本当に幸せですし、うれしいです。正直、東京ドームのステージに立つというのは本当に大変なことですよね。だから残念だったけど、また東京ドームに来ることができたら、またご一緒してください。(日本語で)これからもTOMORROW X TOGETHERとずっとずっと一緒にいて下さい。大好き!(指でハートマーク)


YEONJUN
まずは昨日今日僕たちメンバーと僕がずっと夢見てきた東京ドームのステージに立つことができるようにしてくれたMOAに感謝の言葉を伝えたいです。今回の東京ドーム公演を準備するにあたり、予期せぬ出来事もありましたし、試練もありました。何より誰より、BEOMGYUが一番悔しい気持ちになっているだろうと思いますし、5人でダンスをする姿を見たいと思うMOAの皆さんも残念な気持ちになっていると思います。にもかかわらず、僕は、昨日と今日(の公演は)、僕たちの最高のステージのうちのひとつだったと思います。ある意味、危機じゃないかなと思いましたが、むしろ今日と昨日を通じて、MOAがひとつになって危機を乗り越えたことにより、僕たちがより絆を深めることができたと思います。チーム名のように、これからも誰か一人つまずいても、一緒に乗り越えていくチームになっていきたいと思います。今日ご一緒にしてくれたみなさん、本当にありがとうございます。(日本語で)大好きです。また会いましょう。


TAEHYUN
日本語で話します。2日間本当に幸せでした。MOAたちが大丈夫なら次のツアーは3日間でどうですか?(会場から歓声が沸く)  BEOMGYUさん。本当にお疲れさまです。MOAと一緒で美しい夏になりました。蒸し暑いですが、大丈夫ですか? 二日間本当にありがとうございました。大好きです。

最後の挨拶を終え、観客も一緒に歌った「Miracle」は感動の一曲に。歌が終わると思わず涙するBEOMGYU。YEONJUNはBEOMGYUを優しくハグして「BEOMGYUに拍手ください」と観客たちに呼びかける。他のメンバーたちも「よくやったよ」「いい子だね」と言葉をかける。困難を乗り越え、より絆を強いものにした5人の姿が美しかった。

ダブルアンコールは、ファンソング「MOA Diary」と「ITO」が準備されていた。SOOBINとがHUENINGKAI交互にBEOMGYUをおぶり、BEOMGYUをファンの近くに連れて行く。おぶられているBEOMGYUのお尻をドラム代わりにして曲に乗るYEONJUNもお茶目だ。最後は別れを惜しみながら、再びトロッコに乗り、アリーナ外周を回り、MOAへの感謝と愛を伝えながら3時間のステージの幕を閉じた。


「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE>IN JAPAN」
[⼤阪]京セラドーム⼤阪
2024年7⽉27⽇(⼟) OPEN 15:00、START17:00
2024年7⽉28⽇(⽇) OPEN 13:00、START15:00

[愛知]バンテリンドームナゴヤ
2024年8⽉4⽇(⽇) OPEN 14:00、START16:00
2024年8⽉5⽇(⽉) OPEN 16:00、START18:00

[福岡]福岡PayPayドーム
2024年9⽉14⽇(⼟) OPEN 15:00、START17:00
2024年9⽉15⽇(⽇) OPEN 13:00、START15:00


TOMORROW X TOGETHER
JAPAN 4th Single
誓い(CHIKAI)

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

Text_Mieko Sakai



TAGS