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HOME 【Omoinotake】スペシャルインタビュー! 新曲は「人とわかり合うことを諦めない」という願いを込めて
2024/7/10 CULTURE

【Omoinotake】スペシャルインタビュー! 新曲は「人とわかり合うことを諦めない」という願いを込めて

S Cawaii! 編集部

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一度聴いたら耳から離れない独特なサウンドと、力強くもどこか儚い歌声で今話題のアーティスト『Omoinotake』。ヒット曲を生みだし続ける彼らの新曲『蕾』についてや、いつもは聞けないメンバー間のことまで、S Cawaii! が迫ります。今知っておくしかない『Omoinotake』の楽曲やパフォーマンスへの”おもい”チェック必須です♡


(左)冨田洋之進/ドラゲ(Dr.) (中)藤井怜央/レオ(Vo.Key.) (右)福島智朗/エモアキ(Ba.)

ーー新曲『蕾』は、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期のエンディングテーマに書き下ろした曲なんですよね。
福島智朗/エモアキ(以下:福島):もともと漫画を読んでいたので、お話をいただいたときは本当に嬉しかったです。歴代ミュージシャンもすごい並びなので、その中に入っても負けない曲を作ろうという気持ちでした。
冨田洋之進/ドラゲ(以下:冨田):個人的にはオープニングテーマの担当がTK from 凛として時雨なのも嬉しかったですね。崇拝しているミュージシャンなので。

ーーどんな楽曲に仕上がりましたか?
福島:「人とわかり合うことを諦めない」という願いを込めた力強い1曲になりました。
藤井怜央/レオ(以下:藤井):作品に触れたことで得たエネルギーがすごくたくさんありました。それをうまくメロディやサウンドに落とし込めた気がします。皆さんの日々の活力になったらいいですね。
冨田:ストレートな曲のようで拍子が変わったりリズムが複雑だったりするので、エスカワさんのテーマ通り“無双”ですね。ワクワクしながら聴いてもらえたら嬉しいです。

ーーありがとうございます! まさに展開がとても印象的です。作曲で意識したことは?
藤井:作品がヒーローものでバトルシーンもあるので、そこを曲の中で表現できないかなと考えたとき、ああいったサウンドやドラマチックな展開が思い付きました。

ーー作品のファンからも大絶賛ですよね。
福島:『ヒロアカ』にぴったりだという声をたくさんいただいて。歌詞も意図して書いた部分がちゃんと伝わって嬉しいです。

ーー作詞は何にヒントを得ていますか?
福島:漫画や小説など何かしらの作品に触れて、自分の体験や忘れていた記憶を想起させてもらってから書くことが多いです。

ーーちなみに自分がヒーローになれるとしたら、どんな能力が欲しいですか?
福島:回復系がいいっすね。治癒能力とか。平和なときも使えるじゃないですか。
冨田:僕はやっぱり防御力高い系。ゴーレム的な。攻撃よりは守るのが性に合ってます。
藤井:悩んでいる人の悩み事を聞いて心を晴らしてあげられるような、的確なアドバイスができるヒーローになりたい。

ーー『幾億光年』のお話も伺いたいです。大ヒットを振り返っていかがですか?
藤井:もちろんヒットを目指して作っていましたけど、実際にこういう形でたくさんの人に広がることは想像できていなくて。予想外な反響が本当に嬉しいです。
福島:出たかった番組やステージに連れていってくれた曲になりました。
冨田:耳に残るキャッチーさもありつつ、心地いい音になった気がしています。

ーー日常生活や楽曲制作に変化は?
福島:親が優しくなりましたね。心配かけていたんだなって(笑)。曲作りに関しては、『幾億光年』がものすごく時間をかけて大切に作った曲でもあったので、次に作る曲もあれ以上に向き合わないといけないなっていう一つの基準点が見えました。
藤井:シンガーとしては『幾億光年』が自分史上一番に歌唱力が求められる曲なので、もう一度きちんと自分の歌唱レベルを上げることに向き合うようになりました。

ーーOmoinotakeさんはパフォーマンスも魅力的です。核にあるのは何でしょうか?
藤井:一番生きているなと実感するのはストリートライブの経験。それはスキル以上に気持ちの面ですね。自分たちの音楽が目当てじゃない人たちにどう届けるのかっていう。

ーーやはりバンド活動の中でライブへの思いは特別なものでしょうか。
藤井:面と向かって直接音楽を届けられることの楽しさはすごく感じます。
福島:僕はお客さんの表情を見るのが好きで。曲によっていろいろな受け取り方をしてもらえている実感が湧くんです。制作中は孤独な時間が多いぶん、ライブは何のために作ったのかが目に見える大事な場所です。

ーー夏はフェスにも多数出演が決まっていますし、9月からはツアーも始まります。
冨田:初めて観に来てくださる方も多いと思うので、一公演一公演を大事に演奏していけたら。あとは全力で楽しみたいです!
藤井:夏はたくさんの人に観てもらって、秋からはじっくりと自分たちの曲をたくさんやれるっていう。その2つの楽しみが待ち構えていると思うとすごくワクワクします。

ーーでは最後に、自分が無双しているなと思う部分を教えてください!
藤井:この間、ボイストレーニングで新しい高音の練習方法にトライしたら、今まで出なかったとんでもない音域まで出て。無双しているなと思いましたね。

ーーすごい! 聴けますかね、今後。
藤井:自分でコントロールできるようになったらあるかもしれないです(笑)
冨田:僕は最近、車のパーツを塗装するのにハマっていて。そのクオリティは無双していますね。下地に時間をかけるのがコツです。
福島:涙もろさ。おじいちゃんおばあちゃんが2人で歩いているだけで泣けます。

ーーやっぱりその感受性の高さが作詞にも活かされているんでしょうか。
福島:どうなんだろう? 「歌詞が書けるモードに入った!」とは思っています。感じないときは何も感じないんで(笑)。

 

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期EDテーマ『蕾』発売中!

ストリーミング/ダウンロードはこちら
https://omoinotake.lnk.to/xHzOJY

CD予約・購入はこちら
https://omoinotake.lnk.to/ztdiDa

 

Omoinotake/2012年に結成。島根県出身。藤井怜央/レオ(Vo./Key.)、福島智朗/エモアキ(Ba.)、冨田洋之進/ドラゲ(Dr.)の3人からなるピアノ・トリオバンド。多彩なサウンドと心に響くボーカルで幅広い世代から支持を集め、2024年1月にリリースした楽曲『幾億光年』が大ヒットを記録。現在は新曲『蕾』が発売中のほか、9月20日(金)から全国ツアー『Omoinotake ONEMAN TOUR 2024』を開催! 公式X@Omoinotakey。



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