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HOME FAN-CONでも、その実力を見せつけた! EVNNEの魅力から目が離せない!
2024/5/24 CULTURE

FAN-CONでも、その実力を見せつけた! EVNNEの魅力から目が離せない!

S Cawaii! 編集部

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5月6日、横浜・ぴあアリーナMMで「2024 EVNNE FAN-CONCERT [SQUAD:R] ASIA TOUR IN JAPAN」の横浜公演が行われた。昼公演の模様をレポートする。

今年3月にソウルで始まり、香港、シンガポール、台湾、タイ、大阪と回ってきたファンコンサート。横浜公演では、デビューミニアルバム『Target: ME』、2ndミニアルバム『Un: SEEN』の収録曲にJ-POPのカバーを加えた11曲のパフォーマンスと、2つのコーナーの構成で、ファンとの交流を楽しんだ。

 

スクリーンにメンバーの紹介VTRが流れると、白スーツに身を包んだ7人がゆっくりとした歩みでステージに現れた。横一列に並んだ姿は堂々たるものだ。イベントの幕開けを飾るのは、デビュー曲『TROUBLE』。アグレッシブな5つ打ちのドラムリズムと、7人の気迫溢れるパフォーマンスが早速観客たちのテンションを上げていく。スクリーンにメンバーの顔のアップが映されるたび、ひときわ大きな歓声とコールが飛ぶ。『SYRUP』と続き、最初のMCへ。

「イケメン ジフです」「かっこイジョン、イ・ジョンヒョンです」「ラーメン つけめん 僕、イケメン! パク・ハンビンです」「天才リーダー ケイタです」「神の声 スオンです」「EVNNEの太陽、大きい赤ちゃん、ユンソです」「EVNNEのワンワン犬 ムン・ジョンヒョンです」と、個性あふれる自己紹介で、ファンの心を掴む。スンオンの「(日本語で)もっと皆さんの近くに行きたいです」という声で、メンバーは花道を歩きサブステージまで移動。その間も、ファンに手を振ったり、ファンと目を合わせたりと、コミュニケーションを取ることを忘れない。スローナンバー『Your Text』を歌い、マイクチェンジへ。ステージに残ったメンバーがトークで場を繋いでいく。1つ目のテーマは「日本で何してた?」。ジフは「大阪から乗った新幹線がとても乗り心地が良くて、外の風景もステキでした。駅弁を食べました。(日本語で)いくら~好きです!」と、ご飯を口にかきこむジェスチャー。他のメンバーも、「(日本語で)すしヤバい」(イ・ジョンヒョン)、「焼肉と寿司といくらのお弁当を食べました」(ハンビン)と食べ物の話で盛り上がった。

全員がステージに戻って来るとコーナーがスタート。ひとりずつ「横浜で海を眺めながら、ENNVE(エンブ:ファンネーム)と聴きたい曲は?」というお題に答え、その1フレーズをアカペラで披露することに。コーナーの趣旨を説明するケイタ。だが、息をつくまもなく、メンバーたちから「ケイタ、どんな曲がいいですか?」と振られてしまう。「やっぱり(笑)。いつも僕からなんですよね」とつぶやくケイタが可愛い。選んだのは、iKONの『BEST FRIEND』。「ENNVEと並んで座って、海を見ながら聴きたい」と説明し、歌い終わると照れを隠したかったのか、すぐに「僕と一緒に海に行きたい人~?」と観客に問いかけるケイタ。会場中のペンライトが激しく左右に揺れるのを見て「多いな」と苦笑した。するとステージ上にも、元気に手を上げるひとりのメンバーが。「(日本語で)僕も行きたい♡」とおねだりするスンオン。そのかわいらしい姿に、メンバーたちも自然と笑顔となっていた。そのスンオンは、「(日本語で)この歌詞は僕がENNVEの皆さんに伝えたいことです」と紹介し、DAY6の『Welcome to the Show』を披露。突き抜けるような高音に、会場には自然発生的に手拍子と「スンオンコール」が響く。「さすが」とケイタ。「(日本語で)やっぱり(僕は)ケイタさんの弟子(だから)」となぜかどや顔をするスンオン。ケイタは「いつからか知らないけど(笑)、勝手に弟子って」と困惑しつつも、「生まれた時から」と返すスンオンに、「かわいいこと言うじゃん」と満足げな表情を浮かべた。続くユンソは緊張しているのか、水を飲んだり、深呼吸したり。そんなユンソの一挙手一投足に、ファンたちは「かわいい~」とメロメロに。意を決して日本語で歌ったのは、YOUNHAの『Pass word 486』。情景が浮かぶようなエモーショナルな歌唱で魅了した。イ・ジョンヒョンはiKONの『BEAUTIFUL』をセレクト。緑色のペンライトの光が瞬く中、力強いラップを披露。ハンビンは「漢江でぼーっとしている時に聴いている」というベク・イェリンの『His ocean』で美しいハイトーンボイスを響かせる。ムン・ジョンヒョンがNMIXXの『COOL(Your rainbow)』を艶っぽい声で歌い、ジフは「めちゃ緊張している」と言いながらGeorgeの『Boat』をクールにキメた。見事に全員がアカペラで歌い上げ、EVNNEの歌唱力の高さを改めて思い知らされるコーナーだった。

スタンドマイクがステージに用意され、続くはJ-POPのカバー。昼公演は嵐の『One Love』をセレクト。歌いながらユンソの肩を組んだり、頬ハートをしたりと愛嬌を爆発させるムン・ジョンヒョン。落ちサビで、ハンビンが片膝をつき腕を観客に伸ばして“プロポーズポーズ”をすると、会場に割れんばかりの絶叫が響いた。

VTRと『UGLY』のパフォーマンスを挟み、イベントは後半戦へ。ふたつ目のコーナーは、「“R”を探せ」。ここから始まるふたつのチャレンジの成功を邪魔する犯人”R”を見つけるというもので、Rとなったメンバーは最後までバレなければ勝ち。バレたら負けというルールだ。ひとつ目のチャレンジは、ジェスチャーゲーム。100秒のうちに7個正解したら成功、というタイムアタック。回答者に選ばれたのはハンビンだ。ひとりずつ順番にジェスチャーでお題を表現していくのだが、これがなかなかの出来。見事7問クリアし、ミッション成功となった。

ふたつ目のチャレンジは、リレー式カバーダンス。お題のダンスをひとりずつ踊っていき、最終回答者が題名とアーティスト名を当てられれば成功。1つ目のお題はWanna Oneの『Energetic』。これはハンビンとスンオンが『BOYS PLANET』出演時にミッションで披露した曲ということで、ファンにとってもおなじみの曲。メンバーたちも、1つの振付を見ただけですぐにわかり、完璧な踊りで伝えていく。お手本動画になかったパートまで踊るメンバーもいて無事クリア。続いてのお題は、NCT Uの『Baggy Jeans』。こちらも余裕で繋いで行くメンバーたち。だが、回答役のムン・ジョンヒョンは「“NCT 127”の『Baggy Jeans』」と回答してしまう。先輩の名前を間違えてしまうという痛恨のミスに、ムン・ジョンヒョンもステージに膝をつき謝罪モード。だが、この間違いに、メンバーたちはムン・ジョンヒョンが“R”なのか?と、疑い始める。最後のお題はSEVENTEENの『HOT』。こちらも難なくクリア。ファンもHOT!HOT!とノリノリで7人を盛り上げる。

ふたつのチャレンジを成功させた7人は、“R”の正体を探すことに。ほとんどのメンバーはムン・ジョンヒョンをセレクト。しかし、正解はジフで……! ジフを全く疑う余地もなかったメンバーたちは、メンタル崩壊! 結局メンバーの中から、押し相撲&じゃんけんで負けたスンオンが、「童謡をめんどくさがりながらダンス」という罰ゲームを全力でやりきり、コーナーが終了した。

大盛り上がりだったコーナーの余韻そのままに再びパフォーマンスパートへ。『Chase』では、ハンビンがTシャツをまくり上げてシックスパックをチラ見させ、会場の熱気を盛り上げる。『Role Model』『K.O.(Keep On)』と、パワフルなステージで会場の熱気をマックスまで上げると、最後は、ファンとの絆と愛を歌ったファンソング『Even More』をしっとりと歌い上げ、本編の幕を閉じた。

 

アンコールは、6人がアリーナの客席から登場。『JUKEBOX』『Festa』を歌いながらアリーナを練り歩き、たっぷりとファンと交流していく。アンコールはスマートフォンで撮影が許可されていたため、自撮りツーショットに成功するファンも! イベントの大ラスを飾ったのは『Pretty Thing』だ。明るいヒップホップナンバーに多幸感が会場の隅々にまで広がっていくような感覚がした。

最後は、それぞれが手を振って観客をお見送り。イ・ジョンヒョンは「(日本語で)みんなヨシヨシ~」と客席のENNVEの頭をなでるジェスチャー。スンオンはなぜか大阪弁で「大好きやで~♡ 本当に幸せでした」と叫ぶ。ユンソが「本当に好きです!」と最上級の愛を伝え、約2時間のファンコンサートが幕を閉じた。

今回、ファンコンサートを観て感じたのは、ステージを心から楽しんでいるEVNNEの熱量と確かなパフォーマンス力、そしてENNVEへの愛情の深さ。ENNVEもそれに応えるように、パフォーマンス中、メンバーのアップがスクリーンに映し出されるたびに絶叫し、メンバーの一挙手一投足に、「かわいい~!」と反応する。この愛情がEVNNEのパワーになっているのだと実感した。

 

(C)Jellyfish Entertainment Japan

Text_Mieko Sakai Composition_Norriko Hata



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