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HOME チャウヌ(ASTRO)、初の単独ファンコンサートに「本当に、本当に、本当に、本当に、本当に幸せでした!」 「ダイスコ(大好き)! お互い、星のような存在になっていきましょう」
2024/4/10 CULTURE

チャウヌ(ASTRO)、初の単独ファンコンサートに「本当に、本当に、本当に、本当に、本当に幸せでした!」 「ダイスコ(大好き)! お互い、星のような存在になっていきましょう」

S Cawaii! 編集部

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3月30・31日、埼玉・ベルーナドームにてチャウヌ(ASTRO)の単独ファンコンサート『CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator] in Japan』が開催され、多くのファンが集まった。31日のイベントの様子をリポートする。

 

チャウヌが2年前にスタートさせたライブツアーシリーズ『Just One 10 Minute』の最新版で、韓国・ソウルほか、世界を回るツアーの日本公演。自由に時空を超えられる“ミステリーエレベーター”の「発明者」であり「支配人」のチャウヌが、お客様である観客たちを、不思議な世界にいざなっていくという物語をベースに、2月にリリースした1st MINI ALBUM『ENTINY』の収録曲のパフォーマンスや余興でファンとの交流を楽しむというフォーマットは、他国の公演と同じだが、J-POPをカバーしたり、ゲストに山下智久が登場したりと、日本のファンのためだけのステージも多く、日本のファンを大いに喜ばせた。

 

16時、オープニングVCRが終わると、バン! という破裂音と共に、メインステージの大階段上のサブステージに10人のダンサーを引き連れたチャウヌが登場。上下真っ白なスーツ姿は、まるで貴公子のよう。オープニングを飾るのは、ライブツアーシリーズのシグネチャーソングであるイ・ヒョリのヒット曲『10 Minutes』。軽やかに歌い踊る姿に、観客たちも高揚感を高めていく。ジャケットを脱ぎ、日本語で「みんな叫べ〜!」と叫ぶと、続く『Fu*king great time』では、シャツの裾をまくり上げ、腹筋をチラ見させる振り付けに絶叫にも近い歓声が響いた。曲が終わると、おもむろにステージ中央にごろりと仰向けになり、カメラに向かって無邪気に手を振ったり、より大きな歓声を“催促する”ようなジェスチャーをしたりして、観客の期待を煽っていくチャウヌ。観客の歓声の大きさに満足したのか立ちあがったチャウヌは「こんばんは。チャウヌです。ROHA(AROHA:ファンの呼称)の声を聞いてみましょう。せ~の!」と掛け声をかけると、会場には大きな声援が飛んだ。その声に「(日本語で)僕を呼んだ?」とちゃめっけを見せるチャウヌの可愛さといったら!

続く曲は、1st MINI ALBUMタイトル曲の『STAY』。メインステージの一段高い場所に作られたサブステージまで駆け上がったチャウヌが、その場でシャツを脱ぎ上半身裸になるとライダー風ベストに生着替え! 鍛え上げられた大きな美しい背中とぷっくりと膨らんだ二の腕がキラキラ光って眩しい。

続くは余興セッション。ステージには「黄色い帽子とリボン」「赤いバスケットのユニフォーム」「犬耳カチューシャ」が運ばれてきて、そのアイテムを身につけて様々なミッションに挑戦するコーナーだ。まず選んだのは、「黄色い帽子とリボン」。これはチャウヌが幼稚園時代にお遊戯会で着用した衣装を再現したものでチャウヌは「(日本語で)やば~い、やだ!(笑)」と嫌がるふりをしつつ、アイテムを身につけ、「5歳、イ・ドンミン(本名)です」と自己紹介。ひとさし指を頬っぺたに押し付けてぶりっこポーズをしたり、ほっぺたをぷう~っと膨らませたり、にゃお~と猫真似をしたり、幼稚園児になりきる。最初に与えられたミッションは、『可愛くてごめん feat. ちゅーたん(早見沙織)』の音楽に合わせた“可愛くてごめんダンス”。照れながら踊るチャウヌだったが、その姿すら可愛すぎて気絶寸前! 音楽が止まりMCが話しはじめても、頭の中にBGMが流れているのか、「ごめん」ポーズを連発している姿も可愛かった。

 

続いて選んだのは、バスケットボールのユニフォーム。サイン入りTシャツをシュートポーズで客席に投げ入れ、ファンがキャッチ出来たら成功というミッションで、バスケットボール経験者のチャウヌは、こなれた様子でエアシュートやエア股抜きをしたあと、きれいなフォームで客席にTシャツをIN! 最後は、犬耳カチューシャをつけて客席の遠くまでフリスビーを飛ばすミッション。チャウヌはカチューシャをつけてドンドンイ(チャウヌの愛犬)に変身すると、「ワンワン! 来たの? 僕、元気だったよ~」と愛嬌を見せる。その姿に観客たちもとろけまくっていた。

 

余興で盛り上がった後は、ASTRO楽曲を披露するセクションに突入。 『Crazy Sexy Cool』&『Knock』のダンスメドレー、『Candy Sugar Pop』と続け、ASTROライブを再現した。「ちょっと息が上がっていますが、とても楽しいです。『Crazy Sexy Cool』は7年前の歌。時間が経つのは早いですね。(日本語で)7年前の僕と今の僕、何が違う? 同じくらいかっこいい?(観客が拍手で応える)正解!」と観客とのコミュニケーションを楽しむと、続くは日本のAROHAとASTROの初めての出会いの曲とも言える『花咲ケミライ』を観客と一緒に合唱。

 

VTRを挟み、次はチャウヌをより近くに感じるセッション。バンドサウンドにアレンジされた主演ドラマ「ワンダフルデイズ」のOST『嫉妬』のイントロとともに、ドラムを叩くようなジェスチャーをしながら登場したチャウヌ。春らしい桜色をベースにしたニットにジーンズを合わせたファッションは“彼氏感”溢れる。トロッコに乗り込みスタンド席のファンたちに挨拶をしながらアリーナ外郭を回りセンターステージまでくると、2つ目のスペシャルステージがスタート。チャウヌが日ごろから好きだというYOASOBIの『たぶん』のカバーだ。柔らかな雰囲気のメロディがチャウヌにぴったりで、会場は温かな空気に包まれた。『U&I』、ASTROの3rd FULL ALBUM『Drive to the Starry Road』収録曲の『First Love』と続けると、再びトロッコに乗り込みメインステージへ。

「ASTROの曲をカバーしてくださる方をお招きしました。僕が好きなROHA(AROHA)に歌いたいと思い準備しました」という紹介の後、流れてきたのは、「1番好きな人にサヨナラを言おう」。歌い始めたチャウヌの後ろから登場したのは、山下智久だ。その姿に大きな声援が送られる。優しく美しい歌声で交互に歌を紡いでいくチャウヌと山下。目を合わせながらサビを一緒に歌い、歌い終わった後にはがっちりと握手をする姿に胸が熱くなった。チャウヌは「山下先輩とは、『MTV VMAJ 2023』で初めて出会い、“また会いましょう”と約束しました。お忙しい方なのに、(出演を)快く引き受けてくれて感動しました。裏話ですが、山下さんが誕生日プレゼントをくださったんです。(両腕を大きく開いて)こ〜んな大きなシャンパンです」と嬉しそうに話すと、山下は「約束が叶ったことがうれしいです。呼んでくれてありがとうございます。(「1番好きな〜」は)あまりにいい曲で、夜聴いて泣きそうになりました。僕も(チャウヌの)ファンになりました。実は僕の母もウヌさんのファンなんです。親孝行できました」とコメント。日韓を代表する”顔面国宝”2人のいる光景は眼福の一言だった。

山下智久の『Loveless』披露、VTRと続くと、コンサートも終盤に。ブルーのスパンコールスーツを身に纏い再登場したチャウヌは、回転するセンターステージで宇多田ヒカルの『First Love』を感情たっぷりに熱唱。きれいな日本語の発音には毎回驚かされているが、歌詞の内容をしっかりと理解し、感情を乗せて歌う姿には、歌へのリスペクトを感じさせた。

いよいよ”ミステリーエレベーター”は、最後の目的地「星座の保管所」に到着。これは各公演の思い出を星座として記録するという企画で、前日は自身の年齢である27のデザイン文字を星座に。ステージに星座を描くための透明のアクリル板が運ばれてくると、「これはただの透明なアクリル板ではないですよ。最先端の装置です」と言ってプッと吹き出してしまうチャウヌ。このコーナーは、「正直、いつも恥ずかしい」んだそうだ(笑)。この日の星座は、☆で描いた漢数字の「十」の中心にASTROのロゴマークを付けたデザイン。チャウヌがアクリル板に描いた星座がスクリーンに映し出されると、会場から大きな拍手が響いた。その後「皆さんのおかげで、本当に幸せな昨日と今日でした。皆さんも幸せでしたか? 僕は本当に、本当に、本当に、本当に、本当に幸せでした!」と感慨深く語ると、「皆さんが主人公の曲です」と言って『Memories』へ。観客との絆を確かめ、本編が終了した。

 

鳴り止まないアンコールの中、カジュアルな衣装に着替えて登場したチャウヌ。アンコールはアコースティックギターの音色が優しく響く『You’re the best』からスタート。「終わったと思ったでしょ? 違うよ~」といたずらっ子のような表情を見せるチャウヌが可愛い。フォトタイムでは観客からのサプライズが。写真撮影をしているところで、突然全ての照明が消え、ASTROの『Like stars』が流れ出す。突然の出来事に驚いた(と言うよりも少し不安げな)様子で観客のいる方を向いたチャウヌは「これからもずっと私たちがウヌの隣にいるよ」というスローガンを掲げたAROHAたちの姿を見て、サプライズだと認識したようで、表情がぱあっと明るくなり、「イベントしてくださったんですか?(日本語で)めっちゃキレイ!」と満面の笑み。「『Like stars』を歌ってくれて感動しました。本当に夜空の星のようでした。ダイスコ(大好き)! お互い、星のような存在になっていきましょう」と、喜びと感謝を伝え最後は『Love so Fine』でコンサートの幕を閉じた。

野外球場に屋根を被せた半屋外球場という特性により、空の色が会場の色に直結していた今回のイベント。明るい空がだんだん暗くなっていき、最後は真っ暗な中に紫色のペンライトの光が瞬くというシチュエーションは幻想的かつ最高にロマンチックだった。何よりチャウヌの可愛さとかっこよさ、お茶目さと優しさ、そしてAROHAへの溢れんばかりの愛情を感じ、幸せな気持ちになった。

 

Text_Mieko Sakai

 

 

 



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