SEVENTEENらが所属するPLEDIS Entertainmentから9年ぶりにデビューするボーイグループとして、昨年12月の発表以来、大きな期待を集めているTWS(トゥアス)。1月22日にいよいよデビューの日を迎え、韓国・ソウルでTWS 1st Mini Album「Sparkling Blue」メディアショーケースを開催した。
TWSはリーダーで2003年生まれのSHINYU(シンユ)、2005年生まれのDOHOON(ドフン)とYOUNGJAE(ヨンジェ)、2006年生まれのHANJIN(ハンジン)とJIHOON(ジフン)、2007年生まれのKYUNGMIN(ギョンミン)からなる6人組。グループ名は「TWENTY FOUR SEVEN WITH US」の略で、24/7は一日24時間、週7日、すなわち「すべての瞬間」を表し、「いつもTWSと共に」という意味を持つ。「良いエネルギーと音楽で、平凡な日常を特別なものにしてくれる友達になる」という思いも込められているといい、DOHOONは「周りを明るく照らし、すべての瞬間を一緒に過ごしたくなるグループになりたい」と意気込みを語った。
SHINYU
DOHOON
YOUNGJAE
HANJIN
JIHOON
KYUNGMIN
独自の音楽ジャンルである“Boyhood Pop”を掲げるTWS。これは日常の中で美しい感性を呼び起こす、幻想的で感覚的な音楽を指すといい、「少年時代の自然体の物語を織り込んでいきたい」とJIHOON。計5曲が収録された1st Mini Album「Sparkling Blue」は、今の彼らだからこそ表現できる、ときめきと清涼感にあふれた作品だ。
この日はタイトル曲『plot twist』と先行公開曲『Oh Mymy:7s』を披露。「plot twist」の韓国語題の意味は「初めての出会いは計画通りにいかない」だが、YOUNGJAEは「初めての出会いはワクワクするし緊張もしますよね。その感情を同時に抱きながら、これから一緒に過ごす時間への期待感を持って乗り越えようとするストーリーを盛り込みました。初々しい初めての出会いを爽快なサウンドで表現した、TWSの清涼なエネルギーを最もよく表現した曲です」と解説。ポイントとなるサビの腕を組んで首を左右に振る振り付けもキュートで、TWSのフレッシュではつらつとした魅力に心をつかまれる。
一方の『Oh Mymy:7s』は、「たった7秒で自分がどんな人なのか見せることができる」というTWSの自信を表した曲。次々と展開していくサウンドにのせ、パワフルでキレのあるシンクロダンスで魅了した。
トークタイム&質疑応答では、ときにメモを取りながらMCや記者たちの問いかけに真摯に答えていた彼ら。デビューを迎えた感想を一人ずつ述べた。
SHINYU「一生懸命準備しただけに、今日この日を待ち望んでいました。“最高の期待の星”から“今年最高の新人”と呼ばれるように頑張ります」
DOHOON「皆さんの前でパフォーマンスをお届けできたことが本当に感慨深く、もっと頑張ろうと覚悟を新たにしました。今後とも成長していきます」
YOUNGJAE「9歳の頃からダンス教室に通いながら、歌手になるという夢を抱きました。こうして皆さんの前でパフォーマンスを披露し、夢が叶ったことを実感できて本当に幸せです。今のこの気持ちを忘れずに一生懸命頑張ります」
HANJIN「これからも一生懸命頑張る姿をお見せします。ありがとうございます」
JIHOON「TWSという名前で6人が一つになるまで、メンバーたちと一緒に経験した思い出が本当に大切に感じられます。これからたくさんの方に愛されるグループになりたいと思います」
KYUNGMIN「タイトル曲のパフォーマンスを初めて披露できて光栄に思います。子供の頃から夢見ていた歌手という夢を叶えることができて、本当にドキドキして胸がいっぱいです。僕たちはお見せしたいことがたくさんあるグループですので、これからもたくさんの期待と関心をお願いします」
ロールモデルを問われるとSEVENTEENの名前を挙げ、「6人全員がSEVENTEEN先輩を見て夢を抱きました。音楽を通じてポジティブで良い影響を与えている姿に感銘を受けています。TWSもそうなれるように頑張ります」とDOHOON。SEVENTEENからは励ましの言葉だけでなく、おいしいものもたくさんおごってもらっているそう。HANJINは「牛肉をごちそうしてもらい、僕とKYUNGMINが一番食べました」とはにかみ、「先輩、たくさんおごってください♡」と愛嬌たっぷりにメッセージを送った。
デビューに向けては、SEVENTEENの「Adore U」やSHINeeの「View」といった先輩アーティストのステージを繰り返し見ながら、自分たちの強みをどのように生かしていくか研究を重ねたとのこと。PLEDIS Entertainmentから9年ぶりに誕生するボーイグループとして話題だが、「感謝の気持ちと大きな責任感を持ち、さらに頑張らなきゃという原動力になっています」とJIHOON。さらに2024年に初めてHYBE LABELSからデビューするグループということで、プレッシャーは大きくなかったかという質問には、SHINYUは「むしろ、よりうまくやりたいという気持ちが湧きました。気持ちのいいプレッシャーと受け止め、期待に応えられるグループになりたいです」と意気込んだ。
また、YOUNGJAEはTWSにつけてほしいキャッチフレーズを聞かれ、「モットーは『昨日より良い今日、今日より良い明日』なのですが、もしTWSにキャッチフレーズをつけるなら“パーフェクトアイドル”という愛称がほしいです」と回答。KYUNGMINはグローバル活動での目標について「世界中のファンの皆さんにTWSの音楽を聴いていただき、幸せを感じてもらいたいです」と語った。
最後に海外メディアに向け、JIHOONが英語、HANJINが中国語でコメントし、YOUNGJAEは日本語で「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。これからもTWSをどうぞよろしくお願いします」と挨拶を。韓国内はもちろん、世界での活躍にも期待がかかるTWSから目が離せない。
TWS 1st Mini Album「Sparkling Blue」
(P)&(C) PLEDIS Entertainment
Text_Rina Tsuchida(omo!) Composition_Noriko Hata