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2020/1/28 BEAUTY

やりすぎ注意! 人気の「コロコロローラー&かっさマッサージ」の正しいやり方

S Cawaii! 編集部

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冬スキンケア、抜き打ちテスト!

Photograph_Mitsuru Nishimura Hair&Makeup_Kurumi Komatsu(ROI) Model_Miho Sugimoto Composition&Illustration_Yuriko Isayama



何年先もキレイな肌でいるためには、正しいお手入れの積み重ねがとっても大事。でも今は、一見肌によさそうでも皮膚科学的には「やってはいけない」美容法がインターネットやSNS上にあふれている時代。情報に惑わされないで正しいお手入れの知識を身につけて、キレイの偏差値をアップしよ♪

お話を聞いたのは…

銀座ケイスキンクリニック
院長 慶田朋子先生
医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定専門医。2011年銀座ケイスキンクリニックを開設。最新の美容機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ『切らないハッピーリバースエイジング』でメスを使わずキレイをサポート。20代のニキビ治療や脱毛、30代のシワやたるみの予防美容、40代以降のアンチエイジングまで、親子3世代で通いたいクリニック。

隙あらばコロコロローラー&ゴリゴリかっさマッサージ
→実はコレ間違いです!


正しいスキンケアを始めないと30代・40代で差が出ます
スキンケアの基本は「洗う、湿す、守る(光対策)」の3ステップを毎日きちんと行うこと。でも最近は多種多様なスキンケアアイテムが発売されていて、どれを選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。さらに、インターネット上では、皮膚科学的に間違ったお手入れや無意味な美容習慣が話題となっているのもよく目にします。やみくもに根拠のないクチコミ美容をとり入れるのはリスキー。肌によかれと思って忙しい中時間や費用を捻出していそしむ美容法がかえって肌に悪影響を及ぼすなんて、これほどもったいないことはありません。年をとってから後悔してもリカバリーするには時間も費用もかかるもの。今の内から正しいケアを継続することで10年先に結果が出ます。ぜひスキンケアを見直してみて。

\先生、なんでいけないの?/
隙あらばコロコロローラー
→皮膚のコラーゲンがのびるから


むくみとりや小顔ケアに効果的なコロコロローラー。でも、やりすぎると、肌のたるみを加速させる原因になるそう。
「肌のハリ感は真皮層や皮下組織にあるコラーゲン線維によって支えられています。でもコラーゲンは引っぱられると、のびて弱くなってしまうんです」(慶田先生)
小顔ケアも大切だけど、コラーゲンをいたわって、ほどほどにするのが吉!

むくみとり目的なら週2ケアが限度!
朝起きていつも以上にむくんでいるときや、肌がくすんでいるときなどに短時間コロコロ転がすくらいならOK。ただし週2回以上は考えもの。毎日の習慣にするとコラーゲンがかわいそうです。

\先生、なんでいけないの?/
ゴリゴリかっさマッサージ
→色素沈着を起こす可能性があるから


むくみとりや血行促進、ツボ押しに便利なかっさ。100円ショップでも手に入る、とり入れやすい美容法です。だけど自己流のゴリゴリマッサージには注意が必要!

「強い力で肌を摩擦すると、肌が赤くなります。その赤みは小さな炎症であり、炎症が起きた肌は、自然な防御反応でメラニンを作ろうとします。それを繰り返すとメラニンが蓄積し、色素沈着となるのです。かっさマッサージをしたいなら、肌にオイルかクリームをたっぷり塗り、摩擦が起こりにくい状態で軽くなでるようにしましょう。軽い力でもリンパの流れを促すことはできます。顔の凝った部分を刺激したいなら、プレートの先でプッシュして。肌はこする刺激には弱いですが、垂直に押す刺激には比較的強いものです」(慶田先生)



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スキンケア 杉本美穂