――穐山監督とは年齢も近く、女性ということもあり、これまでご一緒したことのないタイプの監督さんだったかと思います。だからこそ話しやすかったり、現場で感じたことはありますか?
桜井 穐山さんは動きやすい服を着ているんですが、よく見るとパンツの柄がかわいかったりします。毎回バッグなどアイテムも変えてコーディネートされていて、今日はこんなの着ているんだな、と思いながら見ていてすごく元気になりました。
三戸 私も小物使いがおしゃれだな、いいなと思っていました。あと、空気感も寄せてくださっていたのか、話しやすかったです。役のことも「そのままでいいよ」って言ってくれて。その瞬間楽になって演じやすくなりました。
岡崎 年齢が近いのもあって、女子高みたいな距離感や雰囲気が現場にもありました。話もしやすかったですし、「これをどういう言い方にしよう?」というのも一緒に考えたり、悩んだりしてくださって。その感じも心地良かったですし、女子高の延長って思いました。映画を作る過程でも、そんな空気感がありましたね。
――このまま進んでいいのかな?と悩んだときに、心の支えになったものだったり、背中を押してくれた存在などはありますか?
岡崎 高校生のときは名古屋にいて、上京を考えていなくて。そのまま大学に行って就職すると入学当時は思っていたんです。高校二年のときからこの仕事を初めたんですが、進路を悩んだときに今の事務所と出会って。未来の話をしたり、「そのままでいいんだよ」って言ってもらえて、すごく気持ちが楽になったのを覚えています。それを一歩踏み出させてもらえたというか。出会えたのがすごく大きかったです。
桜井 応援してくれる人がいるから、というのはすごくあります。グループ時代に、現状や卒業したあとのことを考えて、負けそうになった時期がありました。でも、ありがたいことにやるべきことがたくさんあって。ファンの人も心配してくれるし、仲間が無理やり引き戻してくれたこともありました。その瞬間があったからこそ、今もこうやってこのお仕事を続けられていると思います。それがなかったらとっくに違うことをやっていたかもしれないです。求めてくれる人がいるというのは、本当にありがたいなと思います。
三戸 絵を描くのが好きなんですが、「どうしよう……」ってなったときに、ただ自分の好きなことをひたすらもくもくとしたり、好きな映画観たり。そういう時間のおかげで、やっぱりこれが好きなんだ、頑張ろう!ってなりますね。
――衣装で制服を着た感想は?
三人 かわいかったです!
桜井 赤っぽいのも候補にあったみたいだよ
岡崎 そうなんだ! 全然雰囲気が変わりそうだね。
三戸 緑でよかったかも! 赤よりは落ち着いていて。
桜井 みんな似合っていたよね。まだまだいける!って(笑)。