――撮影で思い出に残っているエピソードは?
桜井 校舎に忍び込むときのシーンは、ドアが本当に錆びていてけっこう固くて。あれは三人で本気で開けました。楽しかったですね(笑)。
岡崎 最後にシノノメ色の空を見たときは、本当に陽が昇る前からの撮影だったので朝早くて。テンションが高くなって、朝日を迎える感じが楽しかったです。
三戸 私は校舎を三人で走ったときがすごく楽しくて。アンディがいちばん足が速い設定なので大丈夫かな?と思ったんですが、一生懸命走ったらけっこう速かったです。カメラさんも追いつけない感じでした(笑)。
――三戸さんと岡崎さんは年齢が離れていますが、同級生役で共演されていかがでしたか?
三戸 あまり年下と話すのが苦じゃないので、すんなりと喋れました。紗絵ちゃんはすごく気さくで、優しい子なんです。紗絵ちゃんは自分のことしっかり者じゃないと言うけれど、私からしたらしっかりしているので、年下だけど頼れるなという印象です。桜井さんは、いちばん最初に番組で会ったときは全然喋れなかったんですよね。キラキラしたイメージでしたが、実際話してみると意外とさばさばしていて。人間味のある方だなと感じました。二人とも年下だけど年下っぽくない(笑)。
桜井 三戸ちゃんは若月佑美と一緒に舞台をしていたときに、仲がいいのを聞いたり見ていたので、あまり遠い感じがしなかったです。
三戸 私もそうかも。若ちゃんがいたから、そんな遠い感じはしなかった。
桜井 なので早く打ち解けられたなって。紗絵ちゃんは一応年下だけど、そんなの感じなかったです。でも、たまに気を使わせてしまったなということもありました。
岡崎 同級生役なので距離を近くにと考えていましたが、最初は様子見ようかなとも思っていました。でも、『シノノメ』は雰囲気がやわらかいから、初めから距離を近くお話させていただいて。なつめさんは年齢を感じさせないでいてくださったし、玲香ちゃんはアイドルのときからずっと見てきていたんですが、一緒にいると女子同士として普通に話をしてくれて。うれしかったですね。
――ご自身が学生のときはどんな学生でしたか? 今思うと若かったなと思うようなエピソードは?
三戸 今思うと本当に申し訳ないんですが、人がトイレに入っているのを覗いちゃって。
桜井 岡崎 いるよねー!
三戸 高校生のとき、一人で悩んでいそうな子はトイレに行かなかった? 私は勝手に悩んでいるって決めつけて、トイレに入ったら横から覗いて大丈夫?ってやっていたけど、本当にトイレしているだけでした……(笑)。今思うとごめんね。
岡崎 制服はミニスカートが流行っていたので、とにかく丈を短くしたかったですね。かわいく着たい気持ちが強くて。あまりよくないけれど、みんなで短くしていたのは楽しかったです。あとは、学祭の準備のために夏休み返上で学校に行ったり。模擬店で焼きそばを作ることになったので、自転車でスーパーに行ってキャベツを8玉くらい買ったりしました。
桜井 青春だね。私は制服ディズニーかな。自分の制服じゃないものを着て行くのは、唯一青春っぽい感じだったかも。