グローバルに活躍するTOMORROW X TOGETHERが15都市で開催した2度目のワールドツアーのアンコールコンサート「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT : SWEET MIRAGE>FINALE」が12月2日、3日の2日間にわたって、ソウル・コチョクスカイドームにて開催された。
赤い花びらが舞う中、5人が歩いてくるVCRからスタートしたコンサート。ゆっくりと中央のLEDパネルがオープンすると、メリーゴーラウンドのセットが浮かび、幻想的な童話のようなムードを醸し出す。これまで培ってきたTXTの世界観が十分伝わるオープニングが秀逸!
ナポレオンジャケットに白いパンツでスマートかつ高貴な5人が登場すると1曲目の『5時53分の空に見つけた君と僕』をパフォーマンス。「久しぶりー!」と会場を埋め尽くしたMOAに呼びかけながらセンターステージへ歩いて行くと、歓声がより大きくなり、5人も大きな笑顔でダンス! 2曲目の『Can’t We Just Leave The Monster Alive?』でもぴょんぴょん跳ねる5人の明るいエナジーがほとばしる。
最初の挨拶では、HUENINGKAIとBEOMGYUが「本当に皆さんに会いたかったです!」と口火を切る。「コチョクを満杯にするなんて、夢を叶えてくれて本当にありがとうございます」(TAEHYUN)、「僕たち、アメリカやアジアツアーを廻って帰ってきました」(SOOBIN)、「成長した僕たちをお届けします」(YEONJUN)とそれぞれコメント。YEONJUNのコメントを受けたBEOMGYUの「成長したのは僕たちだけじゃないですよね。MOAも8か月、どれだけ待っていたか、情熱を確認しないと」との言葉を機に、「叫べ~!」「メイク・サ・ノイズ~!」とメンバーが会場を煽る! 「キャー!」という大歓声で会場の熱気が一層高まると、背番号がついたスポーツカジュアルな衣装にチェンジして『Drama』をバックダンサーと共にパフォーマンス。カラフルな背景も相まってポップで楽しげなムードだ。
テッパンで盛り上がる『Cat&Dog』では、猫手や猫耳のような振り付けがキュートな5人。こんなにかわいくてやんちゃな猫と犬がいたら誰もが捕獲してしまいたくなること必至⁉ 「楽しかったです! 『Cat&Dog』は一生歌うべきですね(笑)」(TAEHYUN)、「『Cat&Dog』でひとつになりましたね。いつ聴いても楽しい!」(YEONJUN)、「MOA最高!」(SOOBIN)とメンバーも満足げ。
ライトスティックを手にしたメンバーとMOAが同じ動きをしながらコミュニケーションをはかるライブ恒例のお遊びコーナーを経て、『Run Away』『We Lost The Summer』『Can‘t You See Me?』を続けて披露。切なさやもどかしさなど楽曲の世界観がしっかり伝わってくる彼らの表現力の高さを改めて感じる。ジャケットにサテンのようなシャツで大人っぽい衣装に着替えた後は『OX1=LOVESONG (I Know I Love You)』に。7色の声色を使い分けるSOOBIN、妖艶なBEOMGYU、爽やかな色香を放つHUENINGKAI、パッションが溢れるTAEHYUN、身体表現が群を抜いているYEONJUNと、それぞれのパフォーマンスにグッと惹き込まれる。
トロッコに乗ってスタートした『LO$ER=LO♡ER』では、クライマックスではお金を模した紙吹雪が舞い落ちる中、センターステージに降り立った5人がジャンプジャンプで大盛り上がり! 彼ら自身が誰よりも楽しんでいることが伝わり、こちらも自然と身体がリズムを刻んでしまう。ダンスブレイクや、しっとりバラードの『Anti-Romantic』を挟んで、白Tシャツにブラックデニムの5人が『Good Boy Gone Bad』をクールにパフォーマンス。BEOMGYUが赤いバラに火を付ける劇的なラストは、ある意味、衝撃的なかっこよさ! 『Happily Ever After』では思い思いに踊ったりアレンジダンスをしたりと、5人のワクワクとした楽しげな雰囲気が溢れるステージに。YEONJUNが作曲に参加し、メンバー全員が作詞に参加したキャッチーな『Happy Fools』では、サビの「Happy happy happy」の合唱と5人が並んで踊る姿がキュートでピースフル。
本編最後の挨拶では、みんな感慨深そうに、大切に言葉を紡いでいく。
「フィナーレをMOAと楽しめて嬉しいです。待ってくれた皆さんありがとうございます」(BEOMGYU)
BEOMGYU
「皆さんのおかげで大きい会場で一緒にライブできました。MOAの皆さんのためにTXTはもっと発展します」(TAEHYUN)
TAEHYUN
「いつも応援してくださる皆さんを見て、僕たちも強くならないといけないと思います。本当に愛しています」(YEONJUN)
YEONJUN
「無事終わって嬉しいというか寂しいというか、妙な気分です。今回のツアーで感じた皆さんの愛を忘れません」(HUENINGKAI)
HUENINGKAI
「もっと頼もしいリーダーになりますので、これからも成長した姿を見守っていただきたいです」(SOOBIN)
SOOBIN
美しい演出で余韻を残す『Farewell,Neverland』で本編が終了。
アンコールでは『Our Summer』『Blue Spring』など5曲を披露。最後はトロッコに乗って会場を1周した5人。MOAの近くで「泣かないで~」「ひとりひとりを見ようとしているよ」「ありがとう」「海外からもたくさん来てるね」などと声をかけつつ、MOAと共に感動をわかちあっていた。
(C)HYBE LABELS JAPAN Text_Mayuko Kumagai Composition_Noriko Hata