サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から生まれたガールズグループME:Iが、12月11日と12日、千葉・幕張メッセ国際展示場でコンサート『2024 ME:ICONIC Sweet Holiday』を開催。2日間で2万6000人のYOU:ME(ファンネーム)を熱狂と興奮の渦に巻き込んだ。
照明が落ちて暗くなった会場。2人ずつスポットライトが当たり、ハートを作ったり、ハグをしたりと思い思いのポーズで登場してYOU:MEは大歓声。制服ライクなかわいい衣装を身にまとった彼女たちがデビュー曲『Click(Holiday Ver.)』、『Hi-Five』と人気ナンバーを立て続けに披露。『Hi-Five』のサビでは、メンバー同士、ハイファイブする振り付けがキュートで、溌剌とした彼女たちのパフォーマンスに序盤から大盛り上がり!
「会いたかったでーす!」というCOCOROのYOU:MEへの言葉から始まったMC。「HolidayをたくさんのYOU:MEと一緒に過ごせるのが夢みたいです!」(RINON)、「今日は5時間しか眠れませんでした~!」(AYANE)、「最高の冬の思い出を作りましょう!」(SUZU)、「悔いのない最高のHolidayにしましょう」(MOMONA)、「昨日は夜、眠れなくなるくらい興奮しました!」(SHIZUKU)、「皆さん、イェーイ!(ニコニコ)」(KEIKO)などなど、それぞれが元気いっぱいに挨拶。
RINONが「甘いものをたくさん準備しましたよ」と語ってからスタートしたのはキュートなナンバー『Cookie Party』。楽しく踊る彼女たちにも満面の笑みが弾ける。
YOU:MEのためのホリデーギフトとして、5人ずつに分かれてスペシャルステージを用意してくれたME:I。白のパンツスタイルでスタイリッシュに決めたMIU、MOMONA、RAN、KEIKO、KOKONAが、オーディション課題曲『小悪魔(Baddie)』をクールにかっこよくパフォーマンス。続いてピンクのブルゾンに白いスカートでラブリーなCOCORO、SHIZUKU、AYANE、RINON、SUZUが、こちらもオーディション課題曲だった『AtoZ』をパフォーマンス。“国民プロデューサー”だったYOU:MEにとっても思い入れのある2曲を聴けたことで、会場のボルテージも一層高くなった瞬間だった。
その後は、「クリスマスプレゼントを用意しました」(MOMONA)という紹介と共に、おそろいの白いケープをまとった彼女たちが“ME:EYE CAR”(ミャイカー)と名付けられた、リボンでラッピングしたかのようなかわいいトロッコに乗って登場。冬の定番名曲『ロマンスの神様』(広瀬香美)のカバーと、『Sugar Bomb(City pop Ver.)』を歌いながら広い会場を一周した。少しでもYOU:MEに近づきたいという想いから、ボールを投げたり、手を振ったり、ハートを作ったり、ボードのメッセージに応えたり、メンバーもファンとの交流を楽しんでいて、この日一番の盛り上がりと一体感と多幸感があふれる空間に。「名曲を私たちの声でお届けできて光栄でした」(MIU)、「いつも皆さんにもらってばかりなので私たちからもお返しです」(RINON)と彼女たちも楽しそうに顔をほころばせた。
本編最後は12月2日にリリースされたばかりのDIGITAL SINGLE『Sweetie』をパフォーマンス。“ME:IとYOU:MEが出会って初めて迎える冬を祝う甘い時間”がコンセプトなだけあって、キュートでスウィートなウィンターソングになっていた。曲前には、振り付けのレクチャータイムもあり、楽しいひとときはあっという間に過ぎていった。
アンコールを待つ間は、『Our Diary』が流れる中、映像にはメンバー直筆のメッセージが映し出される。YOU:MEへの心のこもったメッセージに会場がほっこりと感動に包まれた後に、再びME:Iが登場し、『Tomorrow』と『&ME(Holiday Ver.)』の2曲を披露。
「いつもたくさんの愛をいろいろな形で表現してくれてありがとう。この1年間、たくさんの景色を見せてくれました。私たちはいつでもYOU:MEの味方です。愛してる!」(AYANE)、「今日を糧に明日からも頑張ろうなー!」(KEIKO)、「17歳でお会いするのは最後だと思います。18歳のSUZUもよろしくお願いします」(SUZU)、「皆さんの笑顔をチャージできて幸せになりました」(RAN)、「幕張メッセで1年の締めくくりができてありがたいです。YOU:MEとの空間が最高です!」(MOMONA)、「たくさんの方々のおかげで忙しく過ごせました。感謝の気持ちでいっぱいです。今、高3として勉強を頑張っているので2025年もよろしくお願いします」(RINON)、「ステージに立つ前から何を話そうって言ってたんですけど、素敵な言葉で表現できなくてすみません。こんな広い舞台で、しかも平日なのに来てくださってうれしいです。みんなの顔1人1人見られなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。2年目も一緒に駆け抜けていきましょう」(KOKONA)、「皆さんの人生の中でいい一瞬になっていたらありがたいです」(MIU)、「幸せな年末を過ごせてうれしいです。1年があっという間に過ぎました。幸せな時間はあっという間です!」(COCORO)、「貴重な時間を削って来てくれてありがとう」(SHIZUKU)など、それぞれが感慨深そうに、うれしそうに挨拶。
最後は全員の「来年もよろしくー!」で幕を閉じた。クリスマスシーズン中の“Sweet Holiday”と銘打たれたコンサートは、YOU:MEにとって一足早いクリスマスプレゼントになったに違いない。
Photograph_©LAPONE GIRLS Text_Mayuko Kumagai