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HOME うまくいかないのは誰のせいでもない。あなた自身の行いのせいなのです。│住谷杏奈
2023/8/2 CULTURE

うまくいかないのは誰のせいでもない。あなた自身の行いのせいなのです。│住谷杏奈

S Cawaii! 編集部

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住谷杏奈さん

取材・構成/岩淵美樹、撮影/楠本隆貴(WILL CREATIVE)、ヘアメイク/山口理沙(+nine)



今の自分に満足している人は、この先は読まないでください。
夢を叶えたい、何者かになりたいと切実に思っている人だけ、読んでください!

実業家・住谷杏奈さんの生き方から学ぶ、不確かな時代をサバイブするためのヒントを紹介する連載。
>>>前回の記事:自分にしかできないことって何ですか?│住谷杏奈
これまでのお話の中で、幾度となく出てきている言葉があります。それが「自責の念」。生まれ変わるためにとっても大切なキーワードなのです。


リセットボタンを押す前に“自責の念”を持つ

 この連載の大きなテーマである「リセット」。人生は何度でも経験できる、人は生まれ変わることができる、ということをお伝えしてきました。うまくいかないことがあったって、失敗したって、リセットボタンを押せば過去を断ち切りイチからはじめられるのですが、ここで大切なのが「自責の念」です。「自責の念」とは、自分自身の過ちや失敗を責めるという意味です。それまでのことを恥じて悔いること、深い反省をするということです。ただリセットボタンを押しただけでは、同じ失敗の繰り返しになるだけ。悩んでいる時間に即行動というお話もしましたが、スピーディに切り替えつつも、そこには反省がともなわないといけません。
 反省をするとき、上司の指示が悪かったから、同僚が協力してくれなかったから、あの人がああ言ったから……と、まわりのせいにばかりしていませんか? それではいつまでたってもあなたは成長しないし、生まれ変わることができません。

 今から16年ほど前、私がオフィシャルブログを始めたとき、ブログ側のスタッフさんは誰も私に期待なんてしていませんでした。開設した初日はアクセス数がまったくなく、どうやったらアクセス数を増やせるんですか?と相談しにいっても、友達に読んでもらうしかないんじゃないですか?と、そっけなく言われたこともありました(笑)。
 初めて自分の意思で始めたことだったので、正解はわかりませんでしたが、一人でも多くの人に注目してもらえるように、毎日試行錯誤しながら書いていました。するとすぐにブログをニュースに取り上げてもらい、あれよあれよという間に1日に何十万件というアクセスが来るようになったのです。
 すると、最初そっけなかったスタッフさんが別人のように優しくなり、毎日のようにお仕事依頼の連絡をくれるようになりました。
 でも、そのとき「あんなに冷たかったのに、アクセス数が増えたらコロッと態度が変わってイヤだな」とは不思議と思わなかったんです。ではどう思ったかというと、「自分の力が足りなかったから、私の話に耳を傾けてもらえなかったんだ」と、自分の力不足を反省しました。そして、ビジネスとは、自分だけでなく一緒に仕事をする相手にもメリットがあるようなことをしなければいけないんだと、大事なことを学んだのです。

 誰かに何か嫌なことをされたときも同じように考えるようにしていました。「あの人、性格悪いな」で済まさない。その人の性格が悪いのではない、私がちゃんとした扱いを受けるに値しない人間だからなんだと反省していました。もっと手の届かないところまで突き抜けて、一目置かれる人間にならないと!と、そのたびに自分を奮い立たせることができました。

悪いのは誰ですか?

 自分に自信がないと負の感情ばかり出てくるし、その負の感情が他人にいきがちなんですよね。他人のことは批判できるのに、自分のこととなると甘くなってしまう。だって、あの人が……って。
「会社の給料が安いから貯金ができない」「本当はやりたい仕事じゃなかった」「自分が成長できないのは会社のせいだ」……と思っている人がいるかもしれませんが、その会社を選んだのはあなたです。会社や周りのせいにする前に、自分の選択が間違っていたことを恥じるべきです。

 恋愛でもそうです。うまくいかないのは相手のせいだけじゃない。自分の言動はどうだったのかを省みないと、次の恋愛もうまくいかないんじゃないかな。例えば、嘘つきな彼氏、モラハラな彼氏、暴力をふるう彼氏、浮気しちゃう彼氏……それは、もちろんその彼氏が悪いのだけど、その彼氏を選んだのはあなた自身なんですよね。友人同士で、彼氏や旦那の愚痴や文句を言っている人たちがいますけど、それって自分は見る目がないですよーーー!!!と大声で言っているのと同じ。愚痴や文句を言う前に、自分自身の見る目のなさを反省すべきだし、自分の言動で悪いところがなかったか気づけなければダメです。その失敗、ダメだったことに気づくことが次へ進むためには大切なことなのです。



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