続いて待望の「ラスアイメンバーが選んだユニット曲ベスト5」。にぎやかなMCコメントが昼公演とはひと味違った様子が伺えた。
第5位は5thシングルより『あんたは誰だ?』。メンバー5名が、チェックをあしらった冬カジュアルな衣装でパフォーマンス。力強く歌い上げる姿が印象的だった。
第4位は8thシングルより『どれくらい好きになれば』。ヤンマガ選抜メンバーが、デニムショーパンで統一した衣装で爽やかに披露。
第3位は8thシングルより『最後の選択肢』。ヤンジャン選抜メンバーが、ブルー系の上品なシフォンワンピースで切なくもしっとり歌い上げる。
第2位は5thシングルより『鼓動の理由』。メンバー3名が、白・青のシャツワンピで堂々とした歌とダンスを届けた。
第1位は9thシングルより『あやふや』。メンバー4名が蛍光イエローのラインがポイントの衣装でパフォーマンス。
1位発表後のMCでは、あやふや歌唱メンバーが「昼の部では25位にファンの皆様が選んでくださり、今回はメンバーが1位に選んでくれたったことで。本当にびっくりして、すごくありがたいし、もっとたくさん歌って人気になって欲しいなって思いました」と語った。
コンサートはここから後半戦へ。まずはメンバー8名がAKB48の『根も葉もRumor』をカバー。難しい踊りを短期間で習得し、一糸乱れぬダンスで会場を圧倒。踊りきったメンバーの息が上がるなか、他のメンバーたちが駆けつけ「めっちゃかっこよかったよー!」と声をかけ、その姿に会場のファンも拍手で答える。鈴木遥夏は「リハーサルの時にやっぱり辛くて本番大丈夫かなと心配だったけど、ファンの方の前でやるとアドレナリンが出て楽しいって気持ちになりました!」と。やり切った清々しい表情みせ、好感度が高まるばかり。
続いて『悪魔のディール』『君のAchoo!』『瞳キラキラ』を歌唱。悪魔のディールでは高い歌唱力、『君のAchoo!』ではくしゃみをする振りがファンの視線を釘付けに。瞳キラキラでは舞台上にミラーボールが設置され、輝きに誘われるように後半戦への期待値がどんどん膨らんでいった。瞳キラキラは昼公演の「ファンが選ぶ楽曲ベスト25」で、第1位を獲得。MCではメンバーから改めて感謝の気持ちが語られた。
さらに、『悲しい歌はもう歌いたくない』『Everything will be all right』を連続で披露。歌唱メンバーとダンスメンバーに分けることで、ステージをより華やかに魅せた。
ここで、2021年でグループを卒業する水野舞菜から一言。「ここまで続けてこられたのは応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。続いては、私にとって思い出のある曲を2曲続けて聴いていただきます。私のアイドル人生はこの曲から始まりました」とコメントし、『愛しか武器がない』と『どんなに好きでいても』を歌唱。舞台上のモニターには水野が番組に登場してからの様子が映しだされ、涙を流すメンバーも。さらに曲の途中にサプライズで横断幕が登場。メンバーからのメッセージでびっしりと埋め尽くされ、「卒業おめでとう。だいすき。出会ってくれてありがとう」と綴られていた。曲終了後には水野が「ありがとう」と涙声で御礼を言い、メンバーの寄り添う姿から彼女たちの固い絆を感じた。