現在活躍中の女性アイドルたちが一堂に会する、恒例のフェス「IDOL SQUARE Summer Festival 2023」が、開幕。今年は7月17日(月・祝)に、KT Zepp Yokohamaにて行われた。
「IDOL SQUARE」は、フジテレビ系音楽情報番組「Tune」と連動しているアイドルフェス。オープニングアクトも含めると、約5時間にもわたるプログラムで、AKB48、SKE48、BEYOOOOONDS、TEAM SHACHI、豆柴の大群、Task have Fun 、宮本佳林など14組のアイドルが出演。会場には、各グループのファンたちがひしめき合い、特別な1日を満喫した。コロナ禍も明けて声出しができるようになり、昨年以上の熱気が漂っていた印象だ。
ここでは、当日の出演者の中からSKE48、BEYOOOOONDS、AKB48(※出番順)のステージをレポートする。
SKE48 チームKIIは、最新公演曲で酔わせる!
SKE48からは、チームKIIのメンバーが出演した。同チームは、2022年にグループ専用劇場で11年ぶりとなる新公演をお披露目。その公演の楽曲プロデュースを務めたNight Tempo氏とともに、この日限りのスペシャルコラボステージで魅せた。
チームKIIがパフォーマンスした楽曲は全て前出の公演に組み込まれているもので、氏が作曲を手掛けた4曲。顔を隠すようにかぶったつば広ハットと、ビジューがたっぷりついたミニ丈のボトム&パフスリーブのクロップドトップス(※公演衣装)で登場した彼女たちは、「異形のダンス」で精度の高いシンクロダンスを披露し、場内を圧倒。薄暗い照明の中でしなやかに妖しく踊る面々は、「元気」「活発」というイメージが強いSKE48にまったく新しい可能性を示した。さらに、流れるように『時間がない』へ。手足の角度も腕を回す速度も、歩く速さもすべてが整っているから見ているだけで心地いい。息を呑んで見守る観客も多かったように見えた。
さらに後半の「ハートブレイカーズ」では、早着替え。ビスチェ風のトップスに足元を隠すマキシ丈のロングスカートで再登場し、人形のように無機質なフォーメーションダンスを見せたかと思えば、「MY BESTIE」で最初の衣装に戻り、とびきりの笑顔をチラリ。ギャップでも酔わせた。ちなみに、このステージのOvertureとMC中のBGMは、Night Tempo氏がこの日のために書き下ろしたものだったとか。新公演により繋がった縁は、この先もしっかり育まれるだろう。
SET LIST
M1. 異形のダンス
M2. 時間がない
M3. ハートブレイカーズ
M4. MY BESTIE