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2024/2/10 CULTURE

【ATEEZ】快進撃が止まらない! 2日間で3万4千人を熱狂させたATEEZ史上最高傑作ライブ

S Cawaii! 編集部

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K-POP第4世代を代表する8人組ボーイズグループATEEZが、2月3日、4日の二日間、さいたまスーパーアリーナで『2024 ATEEZ WORLD TOUR[TOWARDS THE LIGHT: WILL TO POWER]IN JAPAN』を開催。4日の公演の模様をレポートする。

 

3時間に及んだライブは、12月にリリースされた”THE WORLD”シリーズ最終章となる2ndフルアルバム『THE WORLD EP FIN : WILL』の収録曲8曲に加え、『Say My Name』『

WONDERLAND (Symphony No.9 “From The Wonderland”)』『WAVE』といった代表曲、ヒット曲メドレーまで全25曲。アグレッシブで辛口なパフォーマンスとドラマチックな演出で、集まったATINY(エイティニー/ファンの愛称)を熱狂の渦に巻き込んだ。

 

毎回、物語性のあるライブで楽しませてくれるATEEZ。今回は、何者かに光を奪われた世界で、ATEEZが光を取り戻すために奮闘するというストーリー。

 

物語のプロローグともいえるオープニング映像がスクリーンに映し出されたあと、下から突き上げるようなドラム音が響き、舞台中央に置かれた巨大な”光のタワー”の間から8人の姿が現れた。「みんな叫べー!!」というHONGJOONGの雄叫びで、ATEEZショーが幕を開ける。一曲目は、ニューアルバムのタイトル曲『Crazy Form』。強烈な吸引力で、物語の世界に観客たちを一気に引き込む。MINGIの重厚感のある低音ラップとHONGJOONGの高速ラップのコントラスト、JONGHOの天をまっすぐ突き抜けるようなハイトーンボイスが心地いい。

ロックバージョンにアレンジされた『Say My Name』では、”ドライビングダンス”に観客が歓喜。『WIN』でさらに会場をヒートアップさせると、颯爽とタワーの向こう側に消えていくメンバーたち。背中越しに「またね」と手をあげるSANの後ろ姿が最高にクール。

サブステージにライトが当たると、そこには一人残されたHONGJOONGの姿が。何者かに追われているのか、恐怖を帯びた表情で、メインステージに向かって走って行く。すると突然、警告音が鳴り響き、タワー上端に掲げられていた球体が「目玉」に変化。右に左にぎょろぎょろと動きながら、客席に向かって赤いレーザーを発し始めた。メインステージに目を向けると、レーザーを避けるように逃げ回るYUNHOの姿が。だが結局YUNHOは監視者たちに捕まり、両腕を抱えられ引きずられていってしまう。着いた先には、黒マントに身を包んだ他のメンバーたちの姿があり……。8人は『Wake Up』でリボンやスカーフを使った官能的なパフォーマンスを披露。スカーフを口に加え、艶かしい表情を浮かべるSEONGHWAのクローズアップがスクリーンに映し出された瞬間、その美しさに会場から悲鳴が上がった。

 

続く『Guerrilla(Flag Ver.)』は、HONGJOONGのエレキギターの演奏からスタート。青と赤のレーザーが何本も客席に飛び、メンバーたちもまるで「何か」と戦っているように激しく踊り狂う。観客も「Break the wall」と叫びながら、8人のテンションをぐんぐん高めていく。SANの野生み溢れる力強いダンスに見惚れていると、激しさのあまりYUNHOのジャケットが破れてしまうアクシデントが。しかし、集中を途切れさせることなく、ダンスブレイキング直前にジャケットを脱ぎ捨て、Tシャツ姿で踊る姿にプロ精神を見た。

 

熱狂冷めやらぬ中、第一幕が終了し、MCタイムへ。すると、それまでのイケイケ感が嘘のように、8人はキュートな青年に変身。

YEOSANGが「今日のためにたくさん準備をしました!」と期待を煽ると、SANは「ATINYの山、SANで〜す」とお茶目に挨拶。MINGIは、日本語で「俺んとこ来ないか?」と甘いセリフで観客をとろけさせる。JONGHOが「今日の僕のコンディションはとってもいい。一緒に盛り上がりましょう〜!」と語りかけると、YUNHOは「みんなの顔、見えていますよ」と手で望遠鏡を作るジェスチャー。WOOYOUNGは「今年初めて直接日本のATINYに会えた今日は特別な日です」とほほ笑んだ。ライブを生中継中のWOWOWの視聴者に向け、WOOYOUNG発案のWOWWOWポーズ(両手で3本指ピースを作りほっぺたにくっつける)を見せる気配りも忘れない。

トークの話題はここまでの披露曲の振り返りへ。JONGHOは、エレキギターを演奏したHONGJOONGに向かって「真のロックスター(の姿)を見たよ」と絶賛。するとHONGJOONGは「あれは僕じゃないよ。ホンちゃんです」と照れ隠し。格闘シーンを見せたSANは「8対1で戦うのは簡単じゃなかったよ。けど、タワーが(客席を)監視するのが我慢できなかったんだよ!」と話し、観客の拍手を呼んでいた。そして「タワーが光を取り戻すまで、僕たちとATINYが力を合わせないと!」いうYEOSANGの声で、第二幕がスタートした。

椅子ダンスで魅了した『Cyberpunk(Japanese.Ver.)』、『Deja Vu』に続くのは、最新アルバムに収録されたユニット曲。トップバッターで登場したのは、YEOSANG、SAN、WOOYOUNGの三人。スクリーンには、牢屋の中で真っ白な羽に覆われたベッドに横たわるYEOSANGの姿が。真っ白な服を身に纏った姿は天使と見間違うかのような無垢さだ。三人は、それまでの激しさからは一転、しなやかな動きで、『IT’s You』の世界を表現していく。”ツインタワーズ”ことYUNHOとMINGIは、二人で夢を追いかけていた時代のストーリーを盛り込んだステージを披露。元々ダンススクール仲間だったYUNHOとMINGIが、現所属事務所のオーディション前日に通話し、お互いを励ましあったという実話をもとにしたもので、二人の関係性を知るファンにとっては、エモさ200%のステージ。曲が終わると、YUNHOに勢いよく抱きつくMINGI。そんなMINGIの頭をくしゃくしゃと撫でながら笑顔を見せるYUNHO。その光景はあまりにも温かくて、胸が熱くなる。

続いてはJONGHOがバラード曲『Everything』を情感たっぷりに歌い上げる。歌詞の情景がありありと浮かんでくるようなパフォーマンスに、会場からは大きな拍手が沸き上がった。

ここで再びMCタイムに。SANのビートボックスでYUNHOとミMINGIがダンスを披露したり(「ビートが速い!」と嘆くYUNHOにニヤリ)、JONGHOが「一人で舞台に立つのはプレッシャーだったけど、上手くできたようで嬉しかった」と話したあと、なぜかずっとSANの背中にくっついて離れなかったり。メンバーたちの仲の良さと可愛さがさく裂。このわちゃわちゃもATEEZライブの魅力の一つだ。

 

初めて音楽番組で1位を取った『WAVE』、『Dancing Like Butterfly Wings』と続け、SEONGHWAとホHONGJOONGのユニット曲『MATZ』へ。煌びやかなヒップホップ毛皮に身をつつみ、オラオラと煽りまくるHONGJOONG。ヒップホッパーなSEONGHWAの姿は新鮮だった。西部開拓時代を彷彿とさせるような酒場のセットで『ARRIBA』『DJANGO』と陽気な曲を披露すると、SANの「アリ〜バ〜」の呼びかけに、観客もノリノリで「アリ〜バ〜」の大合唱で会場がひとつになった。

ライブは最終章の怒涛のダンスステージングゾーンへと突入。『BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)』でギアを上げアクセルを踏み直すと、本編最後の曲は、『WONDERLAND Symphony No.9″From The Wonderland』。これはサバイバル番組『KINGDOM:LEGENDARY WAR』でATEEZの実力を国内外に知らしめたシグネチャーソングだ。クラーケンの足がゆらゆらと揺れるステージで「敵」との最終決戦に臨む8人。SEONGHWAが光る剣を振り上げ、背中の鞘にしまう動きをすると、同時に金テープが勢いよく放たれ、SEONGHWAのアップがスクリーンに映し出される。顔の前を金テープがひらひらと舞い落ちる光景は芸術の一言だった。

 

そしてライブはアンコールの時間を迎えた。前半は、ロック調にアレンジされたヒット曲メドレー。白い煙が出るバズーカーをぶっ放しまくるYEOSANG。サブステージで飛び跳ねまくるMINGI。軽快なステップを踏むWOOYOUNG。メンバーそれぞれが思い思いに歌ったり踊ったり、ファンに手を振ったり。光を取り戻し、穏やかな日常が戻った世界がそこにはあった。

 

【エンディングトーク】

MINGI

いつも僕らを応援してくれるATINYのために、僕らもATINYを支えられる存在になりたいです。ATINYが輝きを失わないように、僕らがいつもそばにいます。サプライズプレゼントを用意しているよ。プレゼントを受け取ったら、おやすMINGI~。

 

SEONGHWA

今日来てくれてほんとうにありがとうございました。本当に不思議です。同じ空間にいるだけでもお互いの気持ちを理解し合えますよね。たとえ離れていた時間があっても僕はわかります。皆さんが僕の胸の一番奥深くにいることを。その気持ちだけで前に進めます。辛い時、あきらめたくなるとき、僕の心にいる皆さんを愛おしく思います。ずっとこの旅を一緒に進みましょう。つないだ手は離しません。大好きだよ。

 

YUNHO

ATINY楽しかったですか? 前回の日本のコンサートから、長い間待っていてくれて本当にありがとうございます。皆さんのおかげでとても幸せでした。いつもATINYが僕の力になってくれています。僕もATINYの力になりたいです。投げ出したくなる時が来たら、僕がいつも皆さんを応援していることを思い出してください。皆さんの期待に応えられるように、これからも成長していきたいです。愛しています、ATINY。大好き。

 

YEOSANG

ATINY! おはYEOSANG~。今日楽しかったですか? 2日間、ATINYのおかげでとても幸せでした。いつもATINYとATEEZで幸せな思い出が作れたらうれしいです。これからも一緒にいましょう。今日来てくれて本当にありがとうございます。愛してるよ。

 

SAN

みんな楽しかったですか? 今日来てくれて本当にありがとうございます。僕もATINYのおかげで今日幸せな時間を過ごせました。2月28日カムバックしますから(日本でシングルリリース)楽しみにしていてください。また会いましょう。

 

WOOYOUNG

みんな楽しかったですか? 素敵な思い出ができたならうれしいです。こんな大きな会場で皆さんと一緒に新しい思い出を作ることができて幸せでした。本当にありがとうございます。これからも永遠に成長する僕たちになります。みんな~! みんな~。ありがとWOOYOUNG!

 

JONGHO

本当に今日は幸せでした。ツアーのテーマになっている「光」は本当に重要だと思います。昨日と今日、ATINYがもっと輝けるように僕がそばで照らしてあげます。本当に僕にとってATINYは大切な光です。その光をもっと輝かせる存在になります。ATINY、大好きチョン!

 

HONGJOONG

ATINY楽しめましたか? このようにさいたまスーパーアリーナの公演を皆さんと一緒にできて幸せです。僕は今日、キラキラ光るATINYを、ATINYはキラキラ光る僕たちを忘れないはずです。このような大切な時間を作ってくれてありがとうございます。愛してるホン! ATINYの力になるというメッセージを伝えたいという気持ちで公演を準備しました。今日、ATINYと楽しみながら感じたのは、むしろ僕たちがATINYに力をもらっているということです。このような公演ができたのもATINYの協力があったからです。今日集めた光を、心の中に大切にしてくれたらうれしいです。皆さんは世界で一人だけの大切な存在だと言うことを忘れないでください。

 

エンディングトークを挟み、しっとりムードのステージへ。『夜間飛行(Japanese Ver.)』ではHONGJOONGが、自らのパートの歌詞をアレンジして歌う粋なパフォーマンス。WOOYOUNGは他のメンバーのパートまで大きな口を開けて歌い感情を爆発させる。『UTOPIA(Japanese Ver.))で、セットリストは全て終了。……と思いきや、最後に嬉しいサプライズが! メンバーたちがトロッコに乗り込み、アリーナの外周を回りながら、”お見送り”をしてくれたのだ。これにはスタンド席のファンたちも大興奮! 最後の最後まで楽しませてくれるメンバーたちのATINY愛に胸が熱くなった。

映画のような壮大なストーリー、MCとVTRを極力少なくして物語への没入感を高める演出、一瞬たりとも集中力を切らすことのない8人の全力パフォーマンス。観客たちも「見ているだけ」ではなく、ペンライトを振ってATEEZを援護射撃し、作品の一部となる。ATEEZ、ATINY、そして演出の三位一体で完成された今回のライブは、ATEEZ史上最高傑作といっても過言ではない、完成度の高いエンターテイメントショーとなっていた。

 

2月末には日本3rdシングル「NOT OKAY」をリリース。4月には、K-POPボーイズグループとして初めて「コーチュラ・バレー・ミュージック:アンド・アート・フェスティバル」のステージに立つ。そして夏には韓国と日本ファンミーティングも開催が決まっている。ATEEZの勢いは、今年も止まらない!

 

Photograph_宮田浩史

©KQ Entertainment Text__Mieko Sakai Composition_Noriko Hata



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