INIが10月11日にリリースする5th Single『TAG ME』を記念してプレミアム・イベントを開催。ファンの前でゲームを通じて『TAG ME』の魅力をアピールした。
この日は2つのゲームでメンバー同士が対決することに。1つ目のゲームは「NGワードゲーム」で、『TAG ME』に関するトークテーマをもとに、自分のNGワードを予想しつつ相手のNGワードを引き出すという頭脳戦。制限時間1分30秒以内にNGワードを言ったメンバーが負けというルールでスタート。
【1回戦】西洸人 vs 後藤威尊
トークテーマ:「HANA_花」の振り付けポイント
NGワード:「ステップ」(西洸人)、「Bloom」(後藤威尊)
まずは西が「爽やかな楽曲」と語りつつ、後藤に振り付けポイントを尋ねると、後藤は「みんなでパァン、パァンと舞っていくところが11人11色の魅力があって好き」と、NGワードを警戒してオノマトペと身振り手振りで解説。西は「サビは跳ねてるけど、サビに入る直前の、花が咲く感じ、なんだっけ?」と、後藤にNGワードを言わせようとしたところでゲームオーバー。司会のおいでやす小田いわく「まれに見る防御戦」な、おたがい踏み込めないまま終わった1回戦だった。
【2回戦】佐野雄大 vs 松田迅
トークテーマ:「HANA_花」のMVの注目ポイント
NGワード:「プール」(佐野雄大)、「箱」(松田迅)
イベント当日の10月10日が誕生日だった佐野は「今日23歳になって、迅とは2歳差なんで、年の差を見せつけてやろうかな」、松田は「いいスタートを切らせてあげられなくてごめん!」と煽り合いからスタート。「誘導しやすそう」(許豊凡)、「ガンガン攻めてほしい」(池崎理人)という外野の声を聞きつつ、2人とも1回戦より積極的に相手を誘導するため、具体的なシーンを言わせようとがんばる。しかし1分30秒では短すぎる、ということで急遽プラス30秒ずつ会話を足すことになるが、結局はドロー。結局、自分のNGワードを予想できた者が勝ちということになり、佐野は「アレはダンボールの何なの?」とヒントを出すも松田はなかなか「箱」が出ず。最終的にようやく正解を導き出して、松田の勝利となった。
【3回戦】田島将吾 vs 藤牧京介
トークテーマ:収録曲の中でお気に入りの曲
NGワード:「テンポ」(田島将吾)、「メロディ」(藤牧京介)
これまでのゲームの流れを見て、2人とも始まる前から「気にせずしゃべります」(藤牧)、「会話を楽しもう」(田島)と、会話重視で進めることに。藤牧は自身が作詞に参加した「YOU IN」をお気に入り曲に挙げ、「切ない曲だし、テンポもゆっくり」と解説すると、田島からは「歌詞がいいよね」と称賛の言葉が。藤牧からは田島が作詞に参加した「TAG」について「どういう気持ちで書いたんですか?」と問いかけられ、「自分に自信を持って、という感じで(書いた)」と早々に切り上げると、「YOU IN」は自分も好きだと告白。「歌詞もいいけどメロディがいいよね。好きでしょ?」と藤牧のNGワードを引き出そうとするも、「好きです、ああいうゆったりした感じ」とかわされる。今度は藤牧が「あれはどういう曲調?」と攻めるが、「ああいう曲のラップも好き」と田島が無自覚にNGワードが出そうな会話を避け、ここでゲームオーバー。木村からは「マジで会話してただけじゃん」とツッコまれていた。
2つ目のゲームは「HANA言葉で褒めろ選手権」と題して、メンバーが1人ずつボックスからHANA言葉が書かれたボードを引き、自分が引いたHANA言葉を使ってMINIを褒めちぎるというゲーム。まずは練習してみようということで、木村が「赤いバラ」のHANA言葉でおいでやす小田を褒めることに。「小田さんの類まれなるMC力、それで会場のみんなを笑顔にしてくれてるし、お笑いに対する情熱も素晴らしい」と褒めまくると、おいでやす小田もまんざらではない様子。赤いバラのHANA言葉は「情熱」で、褒め言葉にもきちんと反映されていて、100点満点の回答を見せた。続いて例題のメンバーに選ばれた佐野は「スイセン」のHANA言葉を使って、「あふれんばかりの自信、前半戦でたくさん笑いを取って満足しているその顔、もっと謙虚な小田さんが見たいな」と、褒めているのかいないのかよくわからない状態に。「スイセン」のHANA言葉は「うぬぼれ」で、「悪口なんかなと思った」と小田も困惑していた。
一番手の髙塚大夢が選んだ花は「キク」。「親愛なるMINIへ。どうして君はそんなにきれいなんだ? まるで美しいキクを見ているようだ。そして君を見ているとまるで中世の世界に巻き込まれているような感覚になるな。君は本当に美しい。僕のそばでずっと僕を支え続けていてほしい。大好き。ありがとう」というメッセージを言い切り、照れながらも満足げ。HANA言葉は「高貴、高尚、高潔」で、池崎は「キュンキュンしたし、100点くらいあげたい」とその素晴らしさに感動しきり。
二番手の許は「ひまわり」。「親愛なるMINI。いつもいつもあなたは僕たちの太陽。僕たちが生きるエネルギーになっています。君のあたたかさ、僕たちがいつも感じてます。これからもおたがい笑顔で、未来へ一緒に進みましょう。ありがとう、大好き」と、HANA言葉の「あこがれ」がまったく入ってないものの、「僕の言葉であこがれを表現した」という愛あるメッセージに会場のMINIからは拍手が沸き起こった。
三番手の尾崎匠海は「クチナシ」。花のイメージが湧かなかったのかやや困惑。「MINI。あのさ、いつもMINIには感謝してる。俺めっちゃ幸せ。大変なこととかあっても、MINIのこと思ったらすごくがんばれるし、こうやって応援してもらえてることが当たり前じゃないなっていつも思う。ほんとに喜びを運ぶHANAやって思うな。MINIのみんな、俺はMINIが思ってる好きより100倍好きだよ」と語る後ろでは、クスクス笑うメンバーが。HANA言葉は「とても幸せ、喜びを運ぶ」で、謝からは「そのまま使ってるな」とツッコまれ、佐野からは「プライベートでは関西弁で話さないのにこういうときだけ関西弁」と暴露されていた。
四番手の池崎理人が引いたのは「ススキ」。「川辺に生えてるやつですね」とポツリ。そして突然の「活力が湧きます」にメンバーも会場も爆笑、小田からも「ちょっと待って!」とストップをかけられたが、結局そのまま続けることに。「君のおかげで活力が湧きます。君がこっちを見てくれるだけで、心が通じる。そして活力も湧くし、活力すなわち元気ということでもあるので、とにかくMINIのおかげで活力が湧くし、心も通じ、活力すなわち元気も湧くというわけです。ありがとう!」と言い切った。HANA言葉はもちろん「活力、心が通じる、元気」で、そのすべてを使って愛を表現。池崎は最後まで「ススキって花なんですか?」とマイペースで自分のターンを終えた。
最後に登場となった木村柾哉は、「ブーゲンビリア」。そして、発売日前日にもかかわらず「5th シングル買ってくれた?」と問いかけて、メンバーから「まだだよ」ツッコまれていた。「中にはね、メンバー11人誰かのトレカとかシールが入ってるんだけど、知ってる? そこでもし推しが出なくて俺が出たとしても、俺はずっとあなただけを見てるよ」と、最後はお辞儀で終了。HANA言葉は「あなたしか見えない」で、「ちょっと違いましたね」と小田からはツッコまれていたが、西は「これでシングルがいっぱい売れたらいいですね」とリアルな感想を述べていた。
ここでイベントは終了かと思いきや、この日が誕生日だった木村と佐野のために用意されたサプライズでバースデーケーキが登場。木村は「本日であっという間に26歳になってしまったんですけど、オーディションに出始めたのが23歳で、3年経ってMINIのみなさんとこうやって時を刻んでいるのがすごく嬉しく思います。26歳もいっぱいみなさんに届けられるようにがんばりますので、26歳の木村柾哉もよろしくお願いします!」と笑顔で宣言。佐野は「まさかサプライズでこんなきれいに光ってるものがもらえるなんて……」とケーキを運ぶための台車を褒めつつ、「オーディションに出たのが20歳だったので、もう23歳になるんですけど、ちょうど柾哉くんたちがオーディションに出た歳に自分がなったんだと思うとすごく時間の流れが早いなと思って」と感慨深げ。しかし、「僕は甘いものが大好きってずっと言ってるんですけど、甘党に『お前は違う』みたいに言われてて、このケーキも、ここでは分けようとしてくれてますけど、楽屋に行ったらもらえないんですよ」と話が変な方向にシフトしたところで、甘党の藤牧から「じゃあ全部食え! 全部食ったら認めてやる」と、甘党を賭けた戦いが勃発した。
最後にはメンバーからの挨拶で終了。「みんなでがんばって大切に作ってきたので、楽しんでくれたらいいなと思います」と田島、「今回は少し新しいテイストの作品になってますけど、やさしい感じの作品なので、みなさんの心に寄り添う作品になればと思います」と謝が5th Single『TAG ME』への意気込みを語ったように、メンバーの楽曲制作への参加も増え、INIの成長が感じられるシングルになっているのは間違いない。そしてリリース日のオリコンチャートではデイリー1位を獲得! 11月4日からはINI2度目のアリーナツアー「READY TO POP!」も開催する。INIの快進撃はまだまだ続きそうだ。