こんにちは。「ミオヤマザキ」というロックバンドのボーカルをしていますmioです。
女の子は、みんなメンヘラである。と私の考えを前回お伝えしました。
今回は、ファッションメンヘラについて。そして、メンヘラでもちょっとだけ幸せに生きる方法について話をしてみたいと思います。
ファッションメンヘラ大量発生中? いやいや別に問題なくない?
話を聞いてほしい、自分を認めてほしい、って誰にでもある欲求だと思います。
寂しい、愛されたい、構ってほしい、って。だけどその気持ちを彼に言えないから、友達に話を聞いてもらいたい。そして彼氏への不安や不満が止まらない。
ちょっとなら男の人にカワイイなんて言ってもらえることもあるし、好感も多少ありますよね? でも、ある一線から“面倒くさい女”“うざい女” そして度を超えると最後には“メンヘラ” 認定されちゃう。
ミオヤマザキには『メンヘラ』という代表曲があるんですが、これこそカワイイを超えたメンヘラ!と言えるような内容ですw 是非聴いてみてね。男の子は震えちゃうかもしれないw
カワイイってところを狙っているのがバレちゃってる子に対して「ファッションメンヘラ」なんて呼び方が使われることもありますよね?
けど、ファッションメンヘラっていうのは、メンヘラとは違うものではなくて、メンヘラの中の一部なのでは? と最近は思ってます。
悩んでいるフリしたり、悩んでいる自分に酔ったり、悩んでいることを理由に好意を吸い寄せようとする。
抱いている負の感情を癒す方法として、ファンションメンヘラと呼ばれる女子たちは、好意を得て自己承認欲求を満たすことを選んだわけですね。立派なメンヘラと言えるでしょう。
……それって全く悪いことじゃないと思う。
現実を徹底的にドライに捉えて、悩み事もなく、ロボットみたいに生きていけたら、楽かもしれないけど、きっと人間である以上難しいと思うんです。それならたくさん悩んで、たくさん迷って、「メンヘラ」としてせっせと毎日生きていく中にちょっとでも「幸せの破片」的なものを見つけていく方がいいのではないかと思っています。
「悩みながらも“ちょっとだけ幸せ”に生きのびる」
“勘違い系女子”なんて言われて揶揄される女子いますよね?
「何その喋り方?男ウケいいと思ってんの?」って周りに思われている、いわゆる男に媚び売る系女子。私もほんとに嫌いです。
でも“本人は幸せだろうな”と思うわけですよ。大なり小なりそれを評価する男がいて、不本意ですが、媚び売って実る恋も少なからずあると思います。
……そんなのすぐに別れてしまえって思ってます(笑)。
失礼しました。ちょっと悪口が過ぎましたね。
逆に言うと私もどこかの誰かからとんでもなく嫌われてる可能性があるわけです。
だとしたら私が男に媚び売る系女子を嫌いなことも、誰かが私を嫌いなことも、そして誰かが誰かを嫌いなことも、全部まとめて解決なんてできないですよね?
好き勝手な歌詞を書いて、好き勝手な音楽を世に出して、なんならメンヘラについて偉そうに語っている私なんて、一体どれほどの人から嫌われているのかw
ほんとにキリないです。
でも私は本当はみんなに好かれたいです。けど無理なんです。
もう際限ない矛盾です。永遠のループですね。
だとしたら「自分が少しでも幸せになるところに軸足をもっていく」ってことでよくないですか?
つまり、誰かの目を気にして自分のやりたいことを抑える。なんてのは、あまり意味がないんじゃないかと。
自分を抑えていれば「何あいつ謙虚ぶってんの?」って嫌われるし、はっちゃければ「あいつ調子のってんな!」って嫌われる。
でも嫌われた人から好かれたら幸せになれますか?
多分なれないですよね?
みんな、なんとなく無責任に好いたり嫌ったりしているんです。
私も勘違い系女子のこと、この世から消えてくれ! といつも思ってますけど、例えばその子を消滅させるボタンがあって私だけに押す権利があってもたぶん押さないですw
それぞれの悩みや不安とかの重さは違うし、私も悩みのループにハマって抜け出せないときもたくさんあります。
だから悩まない努力をするよりも、
悩むことを理解して、悩むことと共存しながら、今よりちょっと幸せに生きていくこと。
これが私が音楽を通して目指していることの一つです。
ミオヤマザキの根本のテーマ「明日もどうにか生き延びよう」ってことにつながりますね。
幸せになりたいから整形するのアリなの?
メンヘラのテーマの中で外見的な悩みを語ると、整形の是非的なところが避けて通れない気がしますが、私は全然アリだと思います。
親からもらった体を……
そのままでも十分カワイイのに……
病気でもないのに体にメスを入れるなんて……
いろんな声があるのは知ってますが、整形はその子が選んだ、自分を磨く方法だし、全く悪いことではないと思ってます。
世の中的にも以前より整形がポップになってきたなという気がします。
私は整形していないですし、外見的な悩みがある子は整形しろ! と勧めるわけではないですが、自分に自信がない子が選んだ“自信を取り戻すための挑戦”に、麻薬を止めるかのごとく諭す必要ないよなぁ。と昔から感じていました。
人類はみんなメンヘラであるという仮説を持っている私にとっては、悩みと共存してなんとか明日も生き延びる方法の一つに整形があってもいいと思うわけです。
今よりちょっと幸せに生きていけるのなら、ね。
次回は、メンヘラが男に言いたいことは何なのかをお話しします。
—ミオヤマザキ プロフィール—
mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang(Dr.)の4人組ロックバンド。
mioによる”男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛の陰を描いた歌詞と、圧倒的なライブパフォーマンスにより「ミオラー」と呼ばれる熱狂的なファンを獲得。
500万DLを突破したゲームアプリ「マヂヤミ彼女」はApp Storeで1位に。さらに、TVドラマ「SHIBUYA零丁目」やTVアニメ「地獄少女~宵伽~」などに楽曲が起用され、10代~20代の女性を中心に支持を広げている。
2017年には日比谷野外大音楽堂でのワンマンを行い、O-EAST、ZeppTokyoなどの大規模ライブハウスを含む全国ツアーでは全公演ソールドアウトを記録。2018年にはパシフィコ横浜での公演を大成功に収め、2019年には日比谷野外大音楽堂・大阪城野外音楽堂2DAYSワンマンを行い、2020年1月11日に横浜アリーナでの単独公演が決定している。
—ミオヤマザキ 公演情報—
47都道府県完全無料ワンマンツアー『2020年1月11日ミオヤマザキ横浜アリーナやるってよ。』
2020年1月11日に行われる横浜アリーナ公演に向け”12000人に逢いに来てもらう前に、12000人に逢いに行く”というテーマのもと敢行される。
今回のツアーの驚くべきは、全公演を完全無料ライヴにしてしまうその覚悟と潔さ。ぜひ足を運んでみてほしい。
<47都道府県完全無料ワンマンツアーチケット>
先行受付(抽選・全公演対象)
2019年04月29日(月)12:00~2019年05月19日(日)23:59
チケットぴあ https://pia.jp/v/mioyamazaki19-47yk/
『ミオヤマザキ5周年ワンマンスレ』
2020年1月11日 神奈川・横浜アリーナ