ハロプロ、頑張ってます。
ままならない中でも
みんなが成長できて
結果的にすごくよかった
コロナ禍による自粛で、昨年の春ツアーは前日に中止が決定して、本来ならあるはずの秋ツアーもできない状況で正直にいえばやっぱりすごく悲しかった。自分でもびっくりなんですけど、家で自分のグッズを手に取ったり、DDマガジンを見たりして。こんな日が来るなんてっていう心境でした(笑)。でも、それくらいメンバーに会いたかったし、ライブがしたかった。その中で、今はできることを頑張らなきゃと考え方をシフトして、自粛期間はSNSを積極的に取り組んでみました。ステージに立つ自分とはまた違った自分を見てもらえる機会になったし、それによって「こんなお仕事してみたいな」と気づきや広がりにつながりました。
今、ハロープロジェクトのツアー『花鳥風月』の真っ最中です。全グループのメンバーを4つにチーム分けしてコンサートをしています。別のグループのコたちと声の相性を考えながら歌ったり、少人数で歌を合わせたり……いつもとは違った環境でメンバーそれぞれが高め合っている状況。改めて、モーニング娘。21で集結したときにパワーアップする確信があります。
ハロプロ全体のリーダーとして考えているのは、昔から応援してくれたファンのみなさんに❝安心感❞を持ってもらいたいということ。20年もたつと「変わっちゃったな」と思われがちだけど、今まで受け継がれてきたずっと変わってない❝ハロプロらしさ❞もあるんだと伝えていけたら。それは自分がハロプロで活動する限り、アピールしていきたい部分でもあるんです。
メンバーそれぞれが
一人の女性として
憧れられるような存在になって
いけたらいいな
今のモーニング娘。、すごく雰囲気がいいんです。昔はよく「本当は仲が悪いんでしょ?」なんていわれがちだったけど(笑)、そんなこともいわれなくなって、周りにも雰囲気がよくなっているのが伝わっているのかな?と思ってます。それはきっと、メンバー一人一人が、パフォーマンスやビジュアルを含めて自分自身を向上させていこうとする意識がすごく高まっているから。みんな個性が強くて、意見もしっかりあるタイプなんですが、グループとして目指している方向にはブレはありません。あえて話し合いの機会をつくることはないけど、普段から楽屋での会話を大事にしているからかもしれない。それがくだらないことでも、真剣なことでも、常にみんなで話をしています。最近の話題は「最終的な夢は?」なんて、ちょっと壮大な傾向です。他には、モーニング娘。の私服がダサい件について(笑)。他のグループに比べると「うちらダサいかもしれない……」と議論になって、結論として〝私たちは流行りに乗っからないからだ!〟ということになりました(笑)。楽屋で盛り上がった話題がMCにつながったりするので、チームで戦っている感覚を常に持てているんです。今、私たちが目指したいのは、憧れられるような存在になること。アイドルとしても、一人の女性としても。パフォーマンスだけじゃなくて、内面を磨くことも大事にしていきたいですね。