髪型も自分を表現するひとつの手段
日々進化して新しい表現方法を増やしたい
ハロプロを卒業したきっかけでへアスタイルを変えたというよりも、ぽっちゃり顔がすっきりしてきたのでショートにしたいと思ったんです。体づくりにも励んでいましたが、年齢的にも体形が安定してきて、今なら髪を短くしてもバランスがよく見えそうと思い切ってカットしました。グループでの活動とソロ活動の違いを出したいという明確な線引きはなくて、一人だからこそできる表現をしていきたいですね。髪型もより自由にできると思うので、こだわりは持ちつつ、新しい表現ができればと思っています。
今まではボブやミディアムが定番で、卒業コンサートあたりのパツッとしたボブは「佳林ちゃんらしいね」と言われて、お気に入りのスタイルのひとつです。パツッとしたボブはカットが重要なので、担当してくれたスタイリストさんのおかげでステキなスタイルになりました。前髪はあまり変化がないですね、やっぱり（笑）。重めにおろして、おでこに三角のすき間をあけるように流すことが多かった。この前髪の利点は、髪がのびてもまとまりやすいことなんですよ。アイロンで毛先を巻いて丸めると目にかからないし、可愛く見える。正直、安心感もあります。ザ・アイドルな前髪だから。
真ん中で分ける韓国アイドル風の前髪や、眉上の短い前髪も気にけれど、私の顔には似合わないだろうと思っていてまだ挑戦できていません。自分に似合う、似合わないという見極めは大事にしていますね。最初に話したように前髪もとことん研究して、2大ポイントを見つけたから、変わりダネは1日限定で挑戦するくらいでいいかな。
アイドルの前髪はお守りがわり
私を創るのは私の前髪
ほかにもやってみたい髪型はあるけれど、「宮本佳林」として考えたときにそれをデフォルトにするのは違う気がしていて。アイドルとしての私を見てくれている人にとって何がベストかを常に頭の片隅に置いて考えるようにしています。髪の毛って一度切ってしまうと、失敗してもすぐに戻せないから冒険はしにくいところがありますよね。「前髪はお守り」というのも、自分にとってもそうだし、ファンの人にとってもそうなのかなという気がします。私印の前髪があって、それがあると私だけでなくファンの方も安心してくれるのかも。基本はくずさずに、こういった撮影のときやプライベートでいつもと違う自分を表現できたら、私もファンの方もきっと楽しめると思います。今日は冒険できて、本当に楽しかったし、うれしかった！ あとは自分でスタイリングできるかが問題ですね。私は毎日のスケジュールが決まっているので、ヘア＆メイクを楽しむ日をつくって、この前髪の練習をしたいと思います。
生活スタイルというか、自分で決めたルーティンがくずせないんですよ。例えば、夜お風呂を出てからは、髪の毛を乾かす前に毎日できるパックをします。その間に、交通費の精算をしたり、ベッドメイキングをしたりやることが決まっています。決めておかないと忘れちゃうから（笑）。やるべきことをやる時間にすると充実するし、面倒なことでも忘れずにできるようになりました。これもお守りのひとつかも。ストイックとか言われるけれど、毎日を楽しむことが好き。考えごとは、お風呂の中だけでいいかな。
みやもと・かりん
9歳の時にハロプロエッグに加入。 14歳でJuice＝Juiceのメンバーとしてデビュー。
2020年12月、Juice＝Juice卒業。アイドル同業者や芸能関係者からもファンの多い。
ビスチェ 1,650円／ W♥C イヤリング、ブレス／スタイリスト私物
