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2022/5/13 CULTURE

TOMORROW X TOGETHERが失恋…? “ビジュアルドリームチーム”が初めての別れが残した多様な感情を表現したアルバムで待望のカムバック!

S Cawaii! 編集部

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(P)&(C) BIGHIT MUSIC TOMORROW X TOGETHER

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2019年に鮮烈デビューを飾った韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERが、5月9日、世界同時リリースされた4枚目のミニアルバム『minisode 2: Thursday’s Child』のメディアショーケースを行った。

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『minisode 2: Thursday’s Child』は、「The Chaos Chapter」シリーズを終えて、次のシリーズに移る前に見せるアルバムで、純粋だった少年が特別だった初恋に破れ、さまざまな感情に捉われていく姿を楽曲に込めた。

リードナンバーの「Good Boy Gone Bad」はロックサウンドが効いた“ハードコアヒップホップ”。ポイントダンスは頭文字を取り「GBGBダンス」と名付けたそうで、SOOBIN曰く「キレのいい群舞」が見どころだ。

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SOOBIN

パフォーマンスでは5人のスタイルの良さがよくわかる上下ブラックのシンプルな衣装で登場、苦しげでありながら攻撃的な表情、手で首を切るような印象的な振り付けなど、ダークな感情に染まっていく少年の苦悩を表わしており、その表現力の巧みさにも驚かされる。パワフルで圧倒的なステージを見せてくれた。

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カップリングナンバーの「Trust Fund Baby」は、お金がなければ愛することも難しいという世の中に対してシニカルな視点で語ったというポップバラードで、リードナンバー「Good Boy Gone Bad」とは一転、5人の美しい声がしっとりと響く。白シャツにサスペンダーをつけた黒パンツ姿で歌い上げる姿は、清廉な彼らの雰囲気にもぴったり。

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硬軟両方の魅力をたっぷりと味わえる2曲を披露した後は、記者会見に。“初恋に破れた少年がダークな感情に捉われる”というアルバムのコンセプトを最初に聞いた時の感想について、HUENINGKAIは「いつかはこういうコンセプトをやるだろうと思っていたので“時が来た”と思いました。少年が恋に落ちて、そして別れを経験する。成長過程において人との別れは避けられないもので、別れによって新たな感情に気付くものですよね。このコンセプトを準備しながら今まで知らなかった自分の姿を知って、僕自身も成長できたと思います」と語る。

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HUENINGKAI

この日は「Good Boy Gone Bad」のMVも披露されたのが、常に物語性に富むMVを制作する彼ららしく、初恋相手との別れの苦しみややるせなさを5人それぞれの表現で見せている。SOOBINが「僕たち5人は、普段からそんなに怒ったりしないんですよね」と前置きしつつ、「主人公の少年の気持ちを演じるために、それぞれ役作りをして練習もした」とコメント。繊細な目の演技なども注目だ。

「Good Boy Gone Bad」では前作「LO$ER=LO♡ER」に続き、ラップの作詞に参加したYEONJUN(作曲にも参加)は「これまでやったことないジャンルだったので完成度を高くするため、より積極的に研究し、作業しました。歌詞には「LO$ER=LO♡ER」とリンクするところもあります」と語る。

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YEONJUN

「Trust Fund Baby」は英訳すると“お金持ちの子息”、韓国での流行りの言い回しで超富裕層を指す“金の匙”のこと。「LO$ER=LO♡ER」ではお金さえあれば現実から抜け出し愛を守れると思った少年の想いを歌ったが、結局愛を守るのに失敗した少年が、夢も愛も勝ち取る“金の匙”を見て虚脱感を覚えるという内容。作詞作曲に参加しているTAEHYUNは「コンセプトを聴いた時、普段から共感することがあったのでうまく歌詞を書けるのではないかと思いました。“彼らの人生にはないゲームオーバー”という歌詞は、僕がゲームをしていてインスピレーションを得たんです。お金持ちはいくらでも課金してゲームに勝てますから。自分のことのように共感できるという声を多くいただいています」と語る。「楽器数が少なく、僕たちの声で引っ張って行かなければいかない曲」とBEOMGYUが言うように彼らの歌唱力の高さ、美しい声に聞き入ってしまうナンバーだ。

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TAEHYUN

本作にはデビュー以来初となるユニット曲も収録。YEONJUNとHUENINGKAIの「Lonely Boy」(YEONJUNがラップ、HUENINGKAIが作詞に参加)、SOOBIN、BEOMGYU、TAEHYUNの「Thursday’s Child Has Far To Go」(BEOMGYUがプロデュース、TAEHYUNが作詞作曲に参加)だ。「最初は1曲に5人全員の声が入っていないのが不思議な気持ちがしたけれど、完成曲を聴いたらこれは間違いなくTOMORROW X TOGETHERの楽曲だと思えた」とBEOMGYU。

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BEOMGYU

メンバーが全収録曲の制作に積極的に関わり、音楽的にも成長した彼ら。TAEHYUNは「「The Chaos Chapter」シリーズは多くの方が名盤と言ってくださいましたが、今作もそう言われるよう、僕たちのアルバムは裏切らないことを証明できたらと思います」と自信をのぞかせ、YEONJUNは「このアルバムを準備しながら僕たち全員、さらにビジュアルがかっこよくなったと思います」とニッコリ。さらに「K-POPの第四世代の“IT BOY”という修飾語がついたら」と今作への意気込みを語った。“ビジュアルドリームチーム”との呼び名に相応しい彼らのカムバックで、K-POP界が一層華やかになることは間違いない。

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【PROFILE】
TOMORROW X TOGETHER
SOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIの5人で結成されたボーイズグループ。グループ名は「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」という意味が込められている。

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