TOMORROW X TOGETHERがワールドツアーの一環で行ったジャパンツアー『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN』の追加公演が7月1日(土)、2日(日)に大阪・京セラドームにて2日間に渡って開催された。TOMORROW X TOGETHERとして初めてドームのステージに立った。
『5時53分の空で見つけた君と僕[Japanese Ver.]』、『Can’t We Just Leave The Monster Alive?』からスタートしたコンサートは、これまで彼らがリリースしてきたアルバムのストーリーをなぞるかのような構成。さらに、公演のはじまりにはBlue Hourをイメージした香りが会場いっぱいに広がり、「香りとともに、魔法のような時間が始まった今日の公演を、最後まで一緒に楽しんでいただけたら」とTAEHYUN。
TAEHYUN
HUENINGKAI
YEONJUN
今回のツアーではTOMORROW X TOGETHERのパフォーマンスを観るだけでなく、ファンも一緒に楽しめる趣向がもりだくさん。『Cat & Dog』では、会場中のMOA(TOMORROW X TOGETHERのファンの名称)を巻き込んでコール&レスポンスしたかと思えば、YEONJUNが振り付けを考案したという『Happy Fools (feat. Coi Leray)』では、曲に入る前に メンバー全員が振り付けをやってみせ、会場のMOAをピックアップして踊ってもらうというチャレンジも。ワールドツアー最初のソウル公演ではパン・シヒョクPDをも踊らせたこのコーナーだが、今回もメンバーの熱心な指導により、どのMOAも完璧に振り付けを踊ってみせ、メンバーも満足気にしていたのが印象的だった。
もちろん、TOMORROW X TOGETHERらしい圧巻のパフォーマンスも見逃せない。『0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]』では会場を大いに盛り上げ、続く『LO$ER=LO♡ER』では札束のように見えるものをバラまきながら、トロッコで会場を一周。『Good Boy Gone Bad[Japanese Ver.]』は曲間にBEOMGYUが 口にくわえた真っ赤なバラに火をつけるパフォーマンスで、会場中の度肝を抜いた。『Ice Cream』では、メンバーがバズーカで会場にサインボールを投げ入れる演出もあり、「今日の思い出として大切に取っておいてください」とBEOMGYUが笑顔でコメント。
BEOMGYU
SOOBIN
『Force』、『ひとりの夜 (Hitori no Yoru)』、『君じゃない誰かの愛し方 (Ring)』と、日本オリジナル曲もふんだんに盛り込んだセットリストも日本ならでは。アンコールではさらに、7月5日にリリースされたばかりの最新アルバム『SWEET』に収録されている日本オリジナル曲『紫陽花のような恋(Hydrangea Love)』を、発売に先駆けて初披露するサプライズも。「愛する君と過ごす日々をひとつひとつかき集めて、そのすべてが君になり僕になる恋愛を、数々の小さな花びらが重なって美しく咲く紫陽花に例えたラブソングです」というYEONJUNの曲紹介のように、紫陽花をバックに歌う5人のさわやかなハーモニーが印象的だった。
最後には、日本オリジナル曲『Ito』で追加公演を締めくくるかと思いきや、「遠くにいるMOAのみなさんに挨拶してみるのはどうですか?」というSOOBINの粋な計らいで、再びトロッコに乗り込み、ドームを一周してMOAにご挨拶。最後までMOAの目を見て、手をふりつづけてステージを後にした。
最後にメンバーのコメントも紹介!
SOOBIN
昨日の感想でも言ったのですが、僕はデビューする前から“ドーム公演”にロマンを持っていました。とても遠い未来のように思っていましたし、とても大きな夢のようで口には出さなかったけれど、早い時期にMOAのみなさんで埋め尽くされたドームで公演ができて、本当にうれしかったです。こんなに幸せでいいのかなと思うくらい。今年の僕は、地球上で誰よりも幸せな気がします。これもMOAのみなさんのおかげです、本当にありがとうございます。ありがたいことに、昨日はYEONJUNさんが両親に感謝の挨拶をしたんですけど、今日は僕の家族が来てくれました。誰よりも愛してる僕のお母さん、お父さん、お兄さん、お姉さん、そして叔母さん、本当に愛しています。今日は最高に幸せな日なので、今日は泣かないで、笑顔で帰りましょう。アンニョン!
HUENINGKAI
2日間、幸せな思い出を作ってくださってありがとうございます。僕はたしかに愛されているんだなということを感じました。MOAのみなさんと家族の愛があるから、僕はこの場に立てていると思います。僕の体中の細胞がMOAのみなさんを愛してると言っています。元気でいてください、また会いましょう!
BEOMGYU
初めて京セラドームで公演をすると聞いたとき、ドームがMOAのみなさんでいっぱいになる光景を想像できませんでした。舞台に立っていて、気付いた方もいるかもしれませんが、ずっと会場を見ていたんですよ。MOAのみなさんがいつの間にこんなに増えたんだろうと思うとすごく不思議ですし、たくさんのMOA のみなさんが観に来てくださることが不思議で、2日間幸せでした。前回のツアーのとき、「次のツアーの目標は何ですか?」と聞かれて、「今よりも元気で、幸せな気持ちでメンバーとステージに立ちたい」と答えました。メンバーの、そしてたくさんのMOAのみなさんのおかげで、目標が叶いました。僕を幸せにしてくださって本当にありがとうございます。僕たちも、MOAのみなさんのことを幸せにするために努力します。ありがとうございます、愛してる!
YEONJUN
言葉として聞いていたこの京セラドームは、夢のステージのひとつでしたが、昨日と今日MOAのみなさんでこの会場がいっぱいになりました。こんなに大きな会場を、愛するみなさんといっぱいにできたのはとても幸せなことだと思います。こんな時間を作ってくださったMOAのみなさん、本当にありがとうございます。そしてスタッフのみなさんにも感謝します。これからもたくさんのMOAのみなさんに会えるとうれしいです。そして、今日は父が来てくれました。僕のお父さん、見てる? カッコいいでしょう? 愛してます。またあとで会いましょう(笑)。そしてMOAのみなさん、これからもずっとずっと一緒にいましょう。大好きです、ありがとうございます!
TAEHYUN
実は、京セラドームの追加公演発表のティザー映像が流れたとき、MOAのみなさんの歓声をステージ裏で聞いていました。それからずっとこのドーム公演がしたいと思っていたんですが、期待以上に楽しいですね! 僕たち5人もこの京セラドームでどんな公演をするべきか悩んで、もともと計画にはなかったのですが、『ひとりの夜(Hitori no Yoru)』と『君じゃない誰かの愛し方(Ring)』、『紫陽花のような恋(Hydrangea Love)』をお見せしました。みなさんが気に入ってくれて、心に残ってくれたらいいなと思っています。また次も素敵なセットリストを準備して戻ってきます。昨日と今日、ほぼ4時間近い公演を、僕たちを応援するだけでも大変だったと思いますが、本当にお疲れ様でした。ライブストリーミングで見ているMOAのみなさんも、そして会場に来てくださったMOAのみなさんも、大好き!
【PROFILE】
TOMORROW X TOGETHER
SOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIの5人で結成された「TOMORROW X TOGETHER」。グループ名はそれぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く’という意味で、ひとつの夢と目標のために集まった少年たちが互いにシナジーを発揮し、グローバルで活躍している。