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2023/11/7 CULTURE

【INI】2度目のアリーナツアースタート! 京セラドーム大阪での追加公演発表に号泣

S Cawaii! 編集部

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©LAPONE Entertainment

Text_Yunico Woo Composition_Noriko Hata



INIが昨年に続いて2度目のアリーナツアー『2023 INI 2ND ARENA LIVE TOUR「READY TO POP!」』を開催。ツアーのスタートは11月4日の有明アリーナで、この日は3連休の中日ということもあり、会場は満員。大きなスクリーンにツアータイトルにちなんだ「READY TO POP!」という11文字の1つ1つにレーサー風の衣装に身を包んだメンバーの姿が映し出されると、それだけでMINI(INIのファンの名称)は大歓声! デビュー曲『Rocketeer』は今回のツアーのためにロックバージョンにアレンジされ、前回のツアーに来ている人も楽しめるようにという気遣いを感じさせた。

「君に夢中」な歌詞がかわいい『YOU IN』は、曲が始まる前のVCRも見逃せない。グレンチェックで統一された衣装の天使なINIたちがメッセージへの返信にあれこれ悩み、その世界観そのままに『YOU IN』がスタート。この曲の作詞に参加した藤牧京介は曲のラストに「MINI、大好きです!」と愛を叫ぶと、西洸人は「マッキーが大好きだって。おれも大好きだぞ!」と負けじと告白合戦に。この曲は木村柾哉が振り付けしたものだそうで、今回のツアーが初披露。後のMCで木村は「普段、ダンスをディレクションしてくださるKYOさんに手伝っていただき、披露することができました!」と笑顔を見せた。

この日の会場には中央に正方形をひし形に配置したセンターステージが置かれていたが、花道を通ってセンターステージにINIが登場するたびにMINIたちの歓声が大きくなる。今回のツアーから、前回は叶わなかった声出しが可能に。東京出身の田島将吾からは「声出さなかったらダメですからね!」、同じく東京出身の髙塚大夢も「声を嗄らして帰ってください。僕たちも声嗄らすくらい思いっきりエンジンぶつけます。今日嗄らしてはいけないかもしれないけど……」と初日からエンジン全開を宣言したほど、ステージでパフォーマンスするINIは気合十分。どの曲も、一瞬たりとも誰ひとり気を抜くことなく、本編ラストの『FANFARE』まで駆け抜けた。

アンコールでは全員、ツアーグッズのTシャツを着て登場。前面の胸のワンポイントと、背中に大きく「アイエヌアイ」と書かれたこのTシャツは、メンバーの池﨑理人がデザインしたもの。ちなみにこの日、開場から開演まで会場ではメンバーの特別音声入りBGMが流されていたのだが、このBGMは西洸人が作曲したものだそうで、「僕もこういう場で自分が作った曲が流れるの初めてだから、実は会場裏で興奮してた」とうれしそう。「空き時間にボイスレコーダーで録ってもらって、みんなへのメッセージを込めさせてもらいました」と語り、いつか機会があればみんなに聞いてもらいたいと締めくくった。

メンバー全員がツアー初日の感想をコメントしていく中、佐野雄大は最近、嬉しかった出来事を書いていたメモを消去してしまって落ち込んでいたけど今日ファンに会えて嬉しかった、とTMIを告白すると、許豊凡は前回のツアーに続いて今回も「今日は(グッズの)在庫、大丈夫でしたか?」とMINIを気遣い、後藤威尊は「みなさん、年末調整は終わりましたか?」と早くも年の瀬を感じさせるトークで会場を沸かせていた。藤牧は「ステージに立ってみんなと楽しむことが生きがい」と語り、ツアー初日が最高の思い出になったとうれしそうに語った。

そんな雰囲気の中、佐野が「みなさんと一緒に写真を撮りましょう!」と言うと、場内もステージの上も真っ暗になり…。この思わぬ出来事に、メンバーも「何なに!?」「マジで知らんよ!」と焦り始める。スクリーンに「追加公演決定」の文字、続けて「京セラドーム大阪」と会場名が出ると、メンバーは抱き合って喜んだり、中にはあまりの喜びにしゃがみこんだまま涙を止めることが出来ないメンバーも。誰よりも涙を流しながら、会場が大阪ということで、オーディション番組では“浪速のプリンス”として登場した佐野、後藤、そして尾崎匠海の3人に松田迅が感想を振ると、後藤は「今年は追加公演ないんかなって思いながらさみしかったんですけど、切り替えて臨んだライブツアーでした。マジで嬉しいしびっくりしすぎて勝手に涙出てきちゃって。たくさんのMINIのみなさんに支えてもらってるおかげ」としみじみ。佐野は「まさか自分の人生で最高のメンバーとドームに立てると思うとびっくりして……ホンマにありがとうございます!」と絶叫。さらに佐野と後藤が「バイトしてたんよ、京セラドームで」「そうそう、椅子を置いたり、チケットもぎったり」と盛り上がっていた。笑顔で感想をスルーしようとした尾崎は木村に捕まると、ついに涙腺が決壊。涙をとめどなく流しながら「ずっと夢だったので嬉しいです。活動しててよかったなと思いました。グループでドームに立つというのひとつの大きな夢で、それが叶いました。最高のINIというグループでドームができること、本当に誇りに思います」と深々とお辞儀した。そんな中、松田は「京セラドームかあ。今日は京セラドームで野球やってるから結果が気になるな」と日本シリーズの行く末を気にしだすと、池﨑は「涙を引っ込めてくれてありがとう」と冷静にツッコミを入れ、涙が笑いに変わった。「2月、ちょっと先ですが、今よりさらに進化した『READY TO POP!』を届けられると思うので、MINIのみなさんにはぜひ足を運んでほしいです」とリーダーの木村が締めくくった。

この日の最後の曲は今年10月にリリースした最新曲『HANA_花』。パフォーマンスしながら、ステージを思う存分楽しむように笑顔を見せる姿が印象的。全員で手を繋いで、許と松田が手で花を咲かせるラストは、INIという花がほころび始めた瞬間のよう。最後には「ドームで待ってるぜ!」と木村。INIの「2023 INI 2ND ARENA LIVE TOUR [READY TO POP!]」ツアーは11月4日からの東京公演を皮切りに宮城、愛知、福岡、横浜、広島、大阪をめぐり、年が明けて2月に京セラドーム大阪の追加公演まで決定している。


■INIオフィシャルサイト
https://ini-official.com/



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