SEARCH

HOME 彼氏が欲しければ、まずはログインを|ミオヤマザキのメンヘラ論 最終回【連載】
2020/7/5 CULTURE

彼氏が欲しければ、まずはログインを|ミオヤマザキのメンヘラ論 最終回【連載】

S Cawaii! 編集部

LINE

Illustration_ヤミリシャス Composition_Anco Oshita



こんにちは。「ミオヤマザキ」というロックバンドのボーカルのmioです。

前回は、メンヘラ最強説についてお話ししました。

今回は、新しい恋愛像について話していきます。

合わない相手は、レッツ断捨離。


みなさん知ってますか?なんと、2020年の前半戦が終了しました。いやー、早い。早過ぎますね。

家から出られなかったこの数ヶ月間、時間がある分みんないろいろなことを考えたのではないでしょうか。

私がすごく思ったのは、他人との関係性がすごくシビアにあぶり出される期間だなということ。
自分にとって誰が本当に大事で、誰を守りたいか、改めて気づかされた感じがします。

例えば、友達との関係。今まではよく一緒に飲みに行ってたけど、この状況になって全然連絡を取らなくなったなとか。

自分は自粛したいのに、何度も遊びに誘ってきて価値観の違いを感じるとか。今まで仲良しだった分淋しく感じてしまうかもしれませんが、付き合い方を考えるいいきっかけなんじゃないかなとも思います。

それから、もちろんカップルもそう。同棲していて、前はお互い働きに出てたのがリモートワークになってずっと一緒にいることになったら、自ずと関係性も変わってきますよね。

彼女がいつもこんなに家事を頑張ってくれてるんだって気づく彼氏もいるかもしれないし、はたまた全然動かない彼氏にイライラが募る彼女がいるかもしれません。でももしイライラしちゃったとしても、「手伝ってくれたら嬉しいよ」とやる気を出させてあげる言い方をするといいらしいですよ。

めんどくせえなと思うけど、自分の心の平穏のために相手に優しくするの、大事。

言い方といえば、私も最近知ったびっくりしたことがあって。女の子が急に“淋しいな…”と感じるあの気持ち、男の人にはわからないらしいんです。

友達が彼氏に淋しいと伝えたら、「じゃあどうしたらいいの?しょうがないじゃん」と言われたそう。こっちは共感してほしいだけなのに、男側は解決策を探してるんですよね。男女の脳の違いって怖い!

だけど、理解しあえないのであればそこはしょうがないと諦めちゃいましょう。“淋しい”だけじゃなく、「電話したいな」とか「ラインいっぱいできたら嬉しいよ」もあわせて伝える。…めんどくさいですよね、私もそう思います。

それでも2人の幸せのためにお互いに歩み寄れるなら、この先もうまくやっていけると思います。逆に“自分を曲げてまでこいつに合わせたくないな…”と思うなら、これを機にもうバッサリいっちゃいましょう。こんなタイミングだからこそ、必要ないならばレッツ断捨離。

今一番出逢えるのはオンラインゲーム。かも?


これから先、恋愛の仕方も激変しそうですよね。基本的には逢えないベースで恋愛が始まるようになって、出逢い方も今までとは全く違ってくると思います。

そんな中で、私が今一番出逢えると踏んでいるのはオンラインゲームです。

電話だと話したくても途中で話題が尽きがちだけど、ゲームだとクリアという同じ目的があるので話すことが尽きないんですね。ただメールでやりとりするよりも人間性が見えてきやすいのではないでしょうか。

オンラインで話したことがあると、初めて逢っても初めてな感じがしないし、出逢い系とはまた違う安心感があります。私の友達にも実際オンラインゲームで彼氏ができた子がいて、この状況でも家にいながら一緒に遊べて楽しいって言ってました。

みなさんもこの状況だからこそ、まずはオンラインで恋愛を始めるのもいいかもしれません。とはいえ、リアルももちろんそうですけど、オンラインにはオンラインの危なさみたいなのがあると思います。そこらへんの危険性を理解して、身も心も安全第一に、焦らずマイペースでやっていけたらいいね。

というわけで突然ですが、今回で最終回です。


「ミオヤマザキのメンヘラ論」では、ミュージシャンにも関わらず、私なりの「メンヘラ」に対する考え方を存分に語らせてもらいました。

そして、たくさんの共感の声と共に、いろんな方面から思いも寄らない批判も存分にいただきましたw

タイトルしか読まない人からの批判に「読んでから言えよクソヤロー」と何度思ったことかわかりません。

どれだけ批判を受けようが、クソ男は全女性の敵です。でも、世の中そんな人ばかりではないことももちろんわかってます。

男女の間でよく起こる”思いやりのチャンネル違い”みたいなものが少しでも減って、いまよりほんのちょっと幸せになれる人が増えていったらいいな。そんな風に思いながら、毎回文章を書いてました。

すこしでも読者のみなさんの何かを救うことはできましたか?

今回でS Cawaii!での連載は終わりますが、、、
決して、あまりの批判の多さに閉鎖に追い込まれたわけではないですw

むしろ批判を覚悟の上、S Cawaii!さんには長期にわたり連載していただきありがとうございました。そして長い間ご愛読いただいた読者のみなさんも本当にありがとうございました。

しかし皆様、メンヘラは永久に不滅です。

この連載終了のタイミングで、次の連載の企画が決まっているというまるで用意周到に仕組まれたような結末になってしまいましたw

今度は“fasme”という女性のための情報サイトにて「ミオヤマザキのメンヘラ幸福論」と題して新しく連載を担当することになりました!

タイトルの通り、メンヘラが幸福になれるための私なりの考えを、好き勝手に書き記していこうと思っています。

ぜひ皆様、新しい連載にもお付き合いくださいね。

「ミオヤマザキのメンヘラ幸福論」

— ミオヤマザキ プロフィール —
mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang(Dr.)の4人組ロックバンド。
mioによる”男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛の陰を描いた歌詞と、圧倒的なライブパフォーマンスにより「ミオラー」と呼ばれる熱狂的なファンを獲得。
500万DLを突破したゲームアプリ「マヂヤミ彼女」はApp Storeで1位に。さらに、TVドラマ「SHIBUYA零丁目」やTVアニメ「地獄少女~宵伽~」などに楽曲が起用され、10代~20代の女性を中心に支持を広げている。
2017年には日比谷野外大音楽堂でのワンマンを行い、O-EAST、ZeppTokyoなどの大規模ライブハウスを含む全国ツアーでは全公演ソールドアウトを記録。2018年にはパシフィコ横浜での公演を大成功に収め、2019年には日比谷野外大音楽堂・大阪城野外音楽堂2DAYSワンマンを行い、2020年1月に横浜アリーナでの単独公演を開催。

ミオヤマザキ Twitter
https://twitter.com/mio_yamazaki

ミオヤマザキオフィシャルサイト
http://www.mioyamazaki.jp/



TAGS

ミオヤマザキ メンヘラ