BTSらを擁するHYBEグループの傘下レーベル「SOURCE MUSIC」より今年5月にデビューしたガールズグループLE SSERAFIMが、2枚目のミニアルバム『ANTIFRAGILE』を発表し、約5カ月ぶりにカムバック！ 10月17日（月）に韓国・ソウルにて行われたメディアショーケースでは、タイトル曲『ANTIFRAGILE』と収録曲『Impurities』を初披露したほか、アルバムにこめた熱い思いを語った。
アルバム予約販売枚数は62万枚を突破！
今回リリースされた2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』の制作には、前作に引き続きパン・シヒョク統括プロデューサーとプロデューサーチーム13が参加。アルバムのテーマと楽曲はデビュー前から準備されており、前作の『FEARLESS』の活動終了後すぐにレコーディングなどアルバムの準備に取りかかったという。
グループとして初のカムバックであるだけに、「デビューの時よりもさらにプレッシャーを感じました」（HUH YUNJIN）、「デビュー曲の『FEARLESS』で大きな愛をいただいたので、前作を超えるステージを見せたいと思っていました」（KIM CHAEWON）と、意気込みを語ったメンバーたち。末っ子のHONG EUNCHAEは「アルバムを準備するあいだ、早くステージを見せたいという思いでいっぱいでした。ファンの皆さんとお会いできる場が持ててうれしいです」と活動への期待を口にした。
HUH YUNJIN
KIM CHAEWON
HONG EUNCHAE
デビューからこれまでに成長を感じた部分にも言及し、SAKURAは「CHAEWONがリーダーとして大きく成長したのを感じました。私はCHAEWONを長いあいだ見てきたので不思議だし、感心しています。私の意見をまとめて話してくれたり、練習をリードしてくれるときに、『さすがリーダー！』と思います」と誇らしそうにコメントした。
SAKURA
また、今作の予約販売枚数は10月14日時点で62万枚を突破し、デビューアルバム「FEARLESS」の38万枚を上回る結果に。KAZUHAは「みんなと一緒に練習中に聞いて、びっくりして叫んでしまいました！」、HUH YUNJINは「こんなにたくさん愛してくださって、何よりもファンの皆さんに感謝しています。より頑張って、カッコいいパフォーマンスで恩返ししたいです」と、喜びと感謝の念を表した。
KAZUHA
「金継ぎ」に表象される力強いコンセプト
カバーイメージ、MVティーザーなど、今回のアルバムでは「金継ぎ」がたびたびモチーフとして用いられている。これは、不完全であることを受け入れ、あえて割れた目を生かして見せるその芸術性にアイデアを得た演出で、「衝撃を受けても砕け散ることなく、互いをより強固につなぎ合い、輝かしい存在に生まれ変わる」というコンセプトを表現している。
KIM CHAEWONは「今回のアルバムはどんな困難も実力と努力で克服し、LE SSERAFIMならではの道を開拓していくという決意をこめました。誰しも自分の進む道がすべてバラ色というわけではありませんが、限界や困難に直面した時、それをどのように見つめるかが重要だと思います。私たちは目標があり、どんなことも乗り越えていくという確固たる思いがあるグループなので、それをアルバムに盛り込みたいと思いました」とコメント。
KIM CHAEWON
収録曲『Good Parts (when the quality is bad but I am)』の制作に参加したSAKURAは、「この曲は、不完全な姿も自分の一部として受け入れるという内容の曲で、このテーマにすごく共感しました。人間は誰でも自分にがっかりすることがあるけれど、そういう瞬間まで愛したいという考え方がとてもいいなと思ったんです。歌詞は韓国語と英語だったので大変でしたが、翻訳機の力を借りて書きました。自分の詞が選ばれてすごくうれしかったです」と笑顔を見せた。
SAKURA
また、今回計3曲の作詞に参加したHUH YUNJINは、「『Impurities』は会社にあるマッサージチェアで、『Good Parts (when the quality is bad but I am)』は美容室で、『No Celestial』は楽屋で書きました」と制作裏話をシェア。デビュー100日に披露した美しい自作曲『Raise y_our glass』について尋ねられると、「この曲を伝えたいことがたくさんありましたが、一番重要なのは『ありがとう』という言葉が一番重要だと思ったんです。その後、作業が順調に進み、目標通りに一番率直な曲を作り上げることができました」と話した。
HUH YUNJIN
タイトル曲のポイントダンスは「マッスルキャット」
アルバムと同名のタイトル曲『ANTIFRAGILE』は、躍動感あふれるサウンドと中毒性のあるメロディが特徴のアフロ・ラテンポップ。KIM CHAEWONは「試練と衝撃を経験するほどにより強固になる、というアルバムのコンセプトをもっとも忠実に表現した一曲」だと解説する。
激しいパフォーマンスの練習では腕の筋肉が鍛えられたそうで、「練習室でみんなと筋肉がカッコいいねと褒めあいました。腕の筋肉や腹筋を使うハードな振り付けが多いのですが、余裕のある表情を浮かべなければならないので、そこが難しかったです」とHONG EUNCHAE。SAKURAいわく、「ダンスは『FEARLESS』の少なくとも2倍難しい」とのことで、「『ANTIFRAGILE』の練習をしてみたら『FEARLESS』がバラード曲に感じられるほどでした（笑）」と難易度の高さを明かした。
HONG EUNCHAE
ポイントダンスは、腕の筋肉を強調する動きが猫のように見えることから「マッスルキャット」と命名。ダンスチャレンジでは「筋肉がポイントとなるダンスなので筋肉に自信のある人に参加してもらえるとうれしいです」とSAKURA。HUH YUNJINも「最近一緒に撮影したキム・ジョングク先輩や、イ・ヒョン先輩と踊ってみたら楽しそうだなと思います」と、韓国音楽界を代表するマッスルボディーの持ち主を指名。今回の活動中にSNSなどでのコラボが叶うか注目だ。
自分たちの経験そのものが“ANTIFRAGILE”
楽曲のコンセプトにちなんで「自分が“ANTIFRAGILE”だと思う瞬間」を尋ねられたSAKURAは、「MVとコンセプトフォトを野外で撮影した際に雨が降ってきたのですが、コンテのイメージに合うと思ったので雨に打たれながら撮影しました。思ったよりも大変ではなかったし、むしろ曲の雰囲気がいかせたようで満足でした！」と撮影の裏話を披露。続けて、「また、私はずっとチャレンジと努力を続け3度目のデビューを果たしたので、それじたいが『ANTIFRAGILE』ではないかと思います」と力強く語った。
また、15年間続けたバレエの道からK-POPの世界へと飛び込んだKAZUHAは「LE SSERAFIMのメンバーになって初めてK-POPのダンスを習ったのですが、最初はとても難しく、靴下が黒くなるまで一人で練習しました。当時の映像を見るとあまりに下手だったのですごく恥ずかしいですが、諦めずにずっと練習し、今ではメンバーと一緒にデビューして活動しているのでとても胸がいっぱいです」と微笑んだ。
KAZUHA
今回のアルバムを準備するにあたり、ファンやリスナーに伝えたいことを聞かれると、「ぜひメンバー同士の相性に注目していただきたいです。私はメンバーといるといつも楽しいです」（HONG EUNCHAE）とチームワークをアピール。
HUH YUNJINは「今つらい時を過ごしていたり、何か乗り越えなければならない方は、ぜひ私たちのアルバムを最初のトラックから最後のトラックまで順番通りに聴いてみてほしいです。楽しいビートの『ANTIFRAGILE』を聴きながら盛り上がったあと、最後の『Good Parts (when the quality is bad but I am)』を聴いて、自分自身をなぐさめていただければと思います。私たちの音楽を聴きながら、少しでも力と癒し、共感を感じていただければとても幸せです」と、思いを伝えた。
『ANTIFRAGILE』
PROFILE
LE SSERAFIM(ルセラフィム)
KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEの5人グループで、BTSなどのグローバルアーティストを多数輩出しているレーベルを傘下に置くHYBEとSOURCE MUSICがリリースする初のガールグループ。グループ名は“IM FEARLESS” のつづりを組み替えて付けられており、世の中の視線に動揺することなく前に進むという自己確信と強い意志を表している。
INFORMATION
LE SSERAFIM
2nd Mini Album 『ANTIFRAGILE』
韓国発売⽇:2022年10⽉17⽇(⽉)
⽇本発売⽇:2022年10⽉18⽇(⽕)予定
01. The Hydra
02. ANTIFRAGILE
03. Impurities
04. No Celestial
05. Good Parts (when the quality is bad but I am)
